どうも!
前回話した「スーパーマリオRPG」ですが、結局次の日に買っちゃいました(笑)。Wiiのバーチャルコンソールを買ってプレイした時、道に迷ってやめたキノケロ水路で今回も迷って「出口へ向かって進んだつもりが入り口に戻る」というのを3,4回ほど繰り返したのち、ようやく出口にたどり着くことができたので、今回はちゃんとクリアできるように頑張りたいと思います。
…雑談はこのくらいにして、今回は「ぷよクエメインストーリー」の全体的な感想です。
細かい不満は多少あれど、メインストーリーは全体的に見れば悪くはない内容だったと思います。
「7」以降のぷよシリーズで考えれば(メインストーリーとしては)、20thに次いで2番目によかったと思います(ちなみにストーリーだけを見た場合、セガぷよの最高傑作は「フィーバー2」だと筆者は思います)。
その理由はすごくシンプルで、「主役である時空探偵社たちのキャラ造形がよかったから」これに尽きると思います。
「キャラ造形がよかった」というのはつまり、どこかの誰かさんたちのように、無意味な言葉とも言えないような事をうたって無駄に行間を埋めたり、既存のキャラたちを踏み台にして「私たちは凄い!」と自分たちのハイスペックさを過剰にアピールしたり、既存キャラたちに上から目線で一方的なツッコミを入れたりしなかったという事です。
むしろちゃんと、既存キャラたちを尊重したうえで彼らとコミュニケーションをとってくれたので、安心して楽しむことができました。
旧作ファンとしては、セガぷよだと「魔王だけどあんまりすごくないやつ」として描かれがちたったサタンをちゃんと(?)「ヤベェー奴」として扱ってくれたのがうれしかったですね。
ぷよクエのメインストーリーで、下がりがちだったサタンの株というか「魔王としてのキャラクター性」が、劇的ではないにしても少しはあがったと思います。
あたりについては、明るくて元気いっぱいなのは良い反面、行動や言動がやや幼い印象があったので、次があるならもう少し精神的に成長した姿が見られるとなお良いかもしれません。
では不満はなんだったのかというと、「時空探偵社」の敵対組織である「タイムパラダイス社」の目的がはっきりしなかったこと、剣と魔法のファンタジー世界だったぷよシリーズにメカやロボといったSF的要素を持ち込んだことですね。
メインストーリー第6部の感想記事では、最終章であるにも関わらず、タイムパラダイス社の目的が語られなかったので、筆者の方で「本当はこういうことがしたかったのではないか?」と考察(妄想?)を色々させていただきたのですが、実際のところはおそらく、イッセンもライターさんも「プワープアイランドにある魔法陣を手に入れてタイムパラダイス社は何をしたいのか?」を具体的には考えていなかったのではないかと思います💧
だからこそ、せっかくイッセンが目的の魔法陣を手に入れたのにも関わらず、そのチカラを発揮する前に物語が終了してしまったわけで。
悪役や敵役が「強大な力」を手に入れたら、それを利用して何かやらかして、「それを止めるために主人公たちが戦う!」という展開にしてストーリーを盛り上げるのが定石だと思うんですけど、そうならなかったのは、そういう事なのではないかと思います。
恐らく、「魔法陣を手に入れてどうしたいのか」何のビジョンもないけど、「とりあえず侵攻先がプワープアイランドだから、記号的に魔法陣を狙った」というのが真相ではないかと思います💧
「7」以降のセガぷよ公式は、「魔導物語~フィーバー2」までの魔法の世界にあまり愛着がないように見えます。だからそれまでの世界観にはそぐわないメカやロボが平気で出てくるし、「魔法も描かれない」としか思えないんですよね💧
今の公式は魔法の世界があまり好きではないのかもしれませんが、アルル・アミティ世代のキャラ達を起用しつづけるなら、
もっと魔法や魔法のチカラってものを信じてあげてくださいよ!
…という、この一言が言いたくてこの記事を書きました。