クリアカード編の原作は2023年12月に完結し、完結編までを描くアニメ化も決定したところだったので、「クリアカード編のアニメ第2弾に合わせる形でぷよクエとも再コラボするかもしれない」とは考えていましたが、こんなに早く再コラボするとは予想外でした。
今回はガチャに新カード、木之本桜&李小狼が新登場、ログインボーナスで新カード、スッピーが配布されました。
新規要素これだけで他は全部使いまわしとか、手抜きにもほどがあるだろ!(呆れ)
直近で開催されたリゼロコラボとちがって既存キャラたちの「とくもりチェンジ」もなければ、プリキュアコラボのように新規ストーリーもない。
ガチャの新カード「木之本桜&李小狼」もいまひとつぱっとしない性能で天井200GP、何故か再販のほうの「木之元桜ver.ロケットビート」が天井250GPと高値で売り出されているという謎仕様です(^_^;)(排出率はどちらも0.4%)
「ぷよクエ運営さんはCCさくらに対して愛着や思い入れがあまりないんだろうな💧」というのがドストレートに伝わってくる内容ですね(^_^;)
かくいう筆者もCCさくらファンというわけではなく、どちらかといえばアンチかもしれない(小声)ですが、「新ストーリー」を追加するとか、収集とは違うイベントを開催するとか、もっと変化が欲しかったところです💧
さて、今回のテーマはログボで配布されたスッピー
…の、創造主であるエリオルについてです。
ご存じの方も多いと思いますが、彼はさくらが使役する魔法のカード「クロウカード」と、ケロちゃん&ユエの創造主である「クロウ・リード」の生まれ変わりで、「クリアカード編」の前章にあたる「さくらカード編」のラスボス的存在です。
彼は「世界一強い魔術師ではない自分が欲しい」とかいうワケノワカラン目的のためにさくらと小狼を散々利用して困らせたあげく、「クロウにもう一度会いたい」と切に願うユエの思いを「自分にはもうスピネル・サンとルビー・ムーンがいるから」とかいう自分本位過ぎる理由で完全にスルー。
※スピネル・サンは「スッピー」の真名です。
散々騙されて利用されたのに、全てが終わった後、エリオルから種明かしされて全く怒る事なく納得してしまうさくら達は聖人過ぎるのかチョロ過ぎるだけなのか💧
小狼なんて、エリオルに体を操られて愛するさくらと無理矢理戦わされた事もあるんですよ💧
エリオルは小狼から一発ブン殴られても文句は言えないとおもます💧
…とはいえ、「さくら達を騙して利用していた」事に関しては「自分が騒動を起こすことでさくらを『世界一の魔術師』に成長させ、クロウカードをさくらカードにアップデートさせる」という大義名分があったので、当のさくら達が納得できるのであればそれでいいのかもしれません。
た・だ
「自分にはもうスピネル・サンとルビー・ムーンがいるから」という手前勝手な理由を作ってユエの思いを無下にしたことだけはどうしても腑に落ちません💧
せめて一言ぐらい、ねぎらいの言葉をかけるとか謝罪するとかしろよ…。
ユエとケルベロス(ケロちゃんの真の姿)はもともと創造主であるクロウの従者で、クロウの死後、長い時を経てさくらの従者となるも、とくにユエはクロウの姿を現世で追い求めていました。
恐らく、「ユエの親離れ」が描きたかったであろうことは理解できるのですが、問題は、世界一位と二位の魔術師であっても、さくらとエリオルは人間なのでいつか死んでしまいます。一方で、創られた存在であるケルベロス、ユエ、スピネル・サン、ルビー・ムーンは不死なんですよね。
さくらとエリオルが生きている間はいいのですが、二人が死んだ後、ケルベロスとユエだけではなく、今度はスピネル・サンとルビー・ムーンも「新しい主」を求めて、現世をさまよう悲しい未来しか想像できないんですよね💧
で、生まれ変わったエリオルがまた新しい従者を想像して、「彼の生まれ変わり」を探して来たスピネル・サン達にまたしゃあしゃあと「自分にはもう新しい従者がいるから」と言って開き直るとしか思えないんですよね💧
つまり、彼が死んで生まれ変わる度に新しい従者を創っては古い従者を捨てる…という無限ループに陥るような気がするのです(^_^;)
エリオルは「死んだ人間が生き返ることは決してない」ともっともらしい事を言うのですが、犬夜叉のかごめのように、前世の記憶がなく、第三者から「お前は桔梗の生まれ変わりだ」と指摘されたなら「心は私の心。私は桔梗じゃない」と言い張るのも説得力が生まれるのですが、前世の記憶を持ち、前世で果たせなかった目的を今世で果たそうとしているのなら、それはもう「同一人物」と呼ぶべきではないでしょうか?
つまり、ユエだけではなく読者目線で見ても「エリオル=蘇ったクロウ・リード」と解釈するのが妥当だと思います。
言っていることが一見、もっともらしいようで、どうにも説得力がないんですよねぇ…エリオルくん…。
彼が「世界一の魔術師でない自分が欲しい」と願ってさくらを自分に代わる「世界最強の魔術師」に育てたのも、「強すぎる魔力を持つが故に未来のすべてが分かってしまい、生きていてあまり楽しくないから」という傲慢すぎる理由ですし、「自分を超えたさくらなら未来のすべてが分かってしまうという能力も制御できる」というご都合主義な理屈でハッピーエンドになったのもなんだかモヤモヤします💧(さくらが「未来を見通す力」を何らかの理由で制御できなくなったら、彼はどうするつもりなのでしょうか💧)
悪意なく周囲を振り回して利用し、自分に思いを寄せる従者の切ない願いを受け止めることなく、無視する。
当時はこの言葉を知りませんでしたが、今はこう思うのです。
エ リ オ ル っ て サ イ コ パ ス じ ゃ ね ?
さくらの世界に悪人はいない…ということになっているのですが、サイコパスはいるのかもしれません(^_^;)
ぷよクエでスッピーの照会文を読んで「エリオルって誰だよ。そいつもぷよクエに出した方が良かったんじゃね?」的に思われた方もいらっしゃるようなのですが、筆者的には「いや、こんなサイコパスク●野郎、出さなくて良かったんじゃないかなー💧」と思いました(^_^;)
エリオルを散々ディスってしまいましたが、別に彼のことは言うほど嫌っているわけではありませんし、さくらとエリオルの最終決戦(私が見たのはアニメではなく原作漫画だけですが)は面白かったです。
1/22追記
無限ループは筆者の考え過ぎにしても、彼は4体も創ってしまった「不死の新旧従者」を自分の死後、どうするつもりなのでしょうか?
従者達にさくらのような新しい主を見つけさせては全てブン投げ、この世の終わりまで放置するつもりなのでしょうか?
モヤっとするわー💧