ぷにぷにのレビューサイトにて
ぷにぷにがそんなに鬼畜だと思うなら課金してから言ってください.
分かりました、課金したので文句言います(苦笑)
…というのは半分は冗談で、文句言うために課金したわけではありませんが、ちゃんと金払って遊んだのでその分言いたい事をなるべく全部言おうと思います。
ちなみに今回の課金額は約3万5千円です。
客観的に見てこの数字が多いか少ないかはかなり微妙なラインだと思いますが、筆者にとっては(一ヶ月にソシャゲに費やした額としては)過去最高額でした。
ガチャを回した回数は(コインと単発を抜いて)180連です。その内の40回はゲーム内で配布されたポイントで引けました。
セガも色々頑張ってくれてはいますが、非科学的発言やロボの登場など、「私の好きだったぷよぷよ」とは違う方向に行こうとしている様に見えるので、ここでぷにぷにが「古き良き時代のぷよぷよ」世界を再現してくれたのはとても嬉しかったですし、無料配布されたアルル(元祖)も即戦力として大活躍でした。
「ぷよ地獄」ではなく「ぷにぷに」で勝負しながら「魔導の塔」を登っていくアルルはまさに「懐かしくってとっても新しい」の一言。これは15thのキャッチコピーなのですが、ぶっちゃけ15thで遊んだ時よりワクワクしたし、面白かったかもしれないです。やっぱり魔導世界はイイですね♪
メジャーなところでは2001年の「みんなでぷよぷよ」、ニッチなところでは2005年の「iモード魔導物語」以来、事実上封印されてきたかに思えた「魔導世界(アルル達の故郷)」が令和のスマホ上に奇跡の復活!
セガと、セガぷよファンへの申し訳の様にアミティも登場しますが、今回「ぷにぷに」が再現したかったのは旧作の世界(とくに「ぷよ通」)なのだと思います。
考えようによっては、超簡易的&疑似的というか番外編的な位置づけではあるものの、一度は見てみたかった「アルルの世界に遊びに来たアミティ」というのを今回公式ではじめて見られた…という事になるのかもしれません。個人的には「そういう事」にしておきます。
慣れない内はワケも分からずぷにを消していましたが、遊び方が分かってくると中毒性のあるパズルでした。
スキルを使ってミッションをクリアするのも楽しかったです。
常にぷにぷに動いており、必殺技などを使った時は激しく揺れ動きます。
これはかわいい!😍(動き回るせいで消し辛い時もあるけど…)
最初は興味の無かった「妖怪ウォッチ」の妖怪たちにもユニークなキャラがいて面白かったです。
【コラボキャラ紹介③】
『ぷよぷよ』コラボイベントのキャラ紹介もいよいよラスト!注目はなんと言っても、コラボ感あふれる「アルル」の新ひっさつわざ!コラボ開始までもう間もなく!お楽しみに!#ぷにぷに #ぷよぷよ #ぷよぷに pic.twitter.com/dwKVwu8Mpj— 妖怪ウォッチ ぷにぷに公式 (@yokai_punipuni) March 15, 2022
とくにシェゾの必殺技演出は原作要素てんこ盛り(魔導の塔、初代ぷよぷよ序盤に出てくる2本の木、魔導物語に出てくるダンジョンの壁、経験玉とそれを納めるフレーム、魔法陣、闇の剣)でニヤリとできます。
これらの元ネタ全てが分かった自分も凄いと思うけど、これほどの要素をたった一瞬の演出に盛り込んだデザイナーやプログラマーは凄いと思います。
ただ、通常必殺技とG(ぷよクエでいうフルパワー)使用時とで、演出の違いがなかったのは残念です。ぷよクエも通常スキルとフルパワーとで演出の違いがありますし、マギレコは通常必殺技と第二必殺技とで全く違う豪華アニメーションが用意されているので、できればぷにぷににも必殺技演出を2種類用意して欲しかったですね。
3時間に一度、CM動画を30秒見るとゲーム内アイテムが貰えます。奇跡が起きて一度だけ【大当たり】の5000Yポイントを入手することが出来ました。ラッキー!
…とまぁ、ここまでが良かった点です。以下は不満だったところを述べるので、「ネガティブな感想は見たくない」という方はここでバックをお願いしますm(__)m
排出率が1%あるかないかのガチャに天井がありません。これは精神衛生上あまりよろしくないと思いました。というのも、目当てのキャラが無事に出てくれれば良いのですが、アルルピックアップ(排出率1%に上昇)を狙って100連追いガチャしても出て来なかったその晩、ストレスでお腹が痛くなりました(^_^;)。嘘みたいな本当の話です。
イベント終了3日前になると今までの渋設定が嘘のように超ゆるゆるの出現率になります。10連1回ごとにコラボキャラが確実に一体(運が良ければ二体以上)手に入るので、未入手のキャラがいる場合は最大にして最後の狙い目です。
…ただ、それでも特定のキャラが確定で手に入ることはないので下手をすると何10連と回すことになりかもしれません。私は最後に30連と単発を3回引いたところ、アルル、ドラコ、入手済みのシェゾとアミティは出ましたが、ウィッチだけは最後まで出てくれませんでした(涙)
10連1回ごとに確定でコラボキャラが入手できる事自体はいいのですが、最後の3日間はイベント中に時々あった「特攻能力アップキャンペーン」はやっていないので、言い方は悪いですが「在庫処分セール」のような印象を受けました。
ここで極端に確立をあげるなら特攻能力アップも同時に開催して欲しかったですし、そもそも最初からもっとゆるい排出率(各キャラ3%位)にして欲しかったです。
「ぷにぷに」はパズルの他にミニゲームが用意されており、それが「妖怪ぷに」を弾いて的に当てるという「おはじきバトル」です。
すけとうだら戦とサタン戦があり、前者はまだ時間を掛ければ倒せるので問題は無いです。
問題は後者で、こっちは特攻のシェゾを入れたデッキでフルパワーで突撃して1万そこそこしかダメージが出せないのに、ノルマとなるレベル10のサタンは体力が70万を超えているそうです。
「だったら70回殴ればいいじゃやいか」と思うかもしれませんが、制限時間が30分しかないのでその前に逃げられる可能性の方が高いですし、回復アイテム(勿論課金)も必要です。時間切れで逃げられた場合、サタンの体力は全回復してしまうのでそのレベルの体力MAXの状態からやり直しです。
これは無理ゲー😫
既存ユーザーならまだしも、「ぷよぷよコラボからはじめた新規ユーザー」が「楽しく遊べる」限度を超えた設定だと思います。
この様に異常な程難易度が高い「おはじきバトル」でサタンを10回倒さないと、パズルのラスボスであるマスクドサタンへの挑戦権が事実上ありません。
おはじきバトルでサタンを10回倒す前に試しにマスクドサタンに挑戦してみたところ、必殺技を使ったら「反撃」という文字が出てきて気づいたら一瞬で倒せれていました😱これは酷い…。
そもそも、パズルゲームなのに攻略の鬼門がメインのパズルではなくオマケのミニゲームというのは、ゲームとして破綻していると思うのは私だけでしょうか…?
おはじきバトルももっと難易度が低ければorこれをクリアしないとラスボスへの挑戦権が事実上無いというふざけた設定にしなければ何も問題ないのですが…。
まぁ、どうして運営がこんなメチャクチャな設定にしたかは分かっているのですよ。ズバリ「ユーザーに廃課金させる為」です。
「ぷにぷに」はパズル自体はあまり難しくないのですが、おはじきバトルはクリアするのに(天井の無い)ガチャから排出率が1%あるかないかの特攻キャラを複数集める必要があります。
その上で更に回復アイテムの課金(1個610円を複数)が必要になるので、これをまともに攻略しようとしたら(既にYポイントがある程度貯まっており、その他攻略に必要な要素をある程度備えている既存ユーザーはまだともかく新規ユーザーは)廃課金の道へまっしぐらというワケです💦
多分、運営は私のような「おはじきバトル」で挫折する新規ユーザーの事は最初から相手にしておらず、「10万円課金してでもおはじきバトル攻略してやるー!」という新規ユーザーだけをアテにしていたのだと思います。
私はぷよクエやマギレコ等、今までもいくつかのソシャゲを微課金あるいは無課金で遊んで来たので、ネット上で時々話題になる「ソシャゲで数百万使った人の末路」などという話は半ば他人事のように感じていたのですが、「ぷにぷに」をプレイしてはじめて他人事ではないと感じました(汗)
「ぷにぷに」は面白いゲームです。しかしその「面白さ」を最大限享受するためには数万~10万円(以上!?)の出費が必要なワケで、そこまで金を出せない(出したくない)ユーザーはある時点で圧倒的な壁を前に退却を余儀なくされます。その壁が「おはじきバトル」だったというワケです。
私は3万5千円程出費して特攻キャラを3体(最終的には5体)入手し、「そこそこ」遊べるようにはなりましたが、それでも「壁」の前に敗北し、全クリはできませんでした。
ソシャゲにはどのタイトルであっても少なからず「ユーザーを廃課金へと誘う罠」が仕掛けられており、「ぷにぷに」はそれが顕著だったという話です。そして、罠に落ちたユーザーは「自己責任」として糾弾されます。恐ろしい世の中です。「本当に賢い人はソシャゲでは遊ばないのかもしれない」とすら思いました💦
ただ、「おはじきバトル」のサタン戦で切り札となりえるウィッチを一切の事前情報無しでイベント後半から後出ししたのを見るに、そもそもぷにぷにの運営は今回のコラボから入って来たユーザーを“カモ“にすることだけを考えており、クリアさせる気はなかったのだと考えた方が妥当だと思います(^_^;)
おはじきバトルですけとうだらorサタンを叩けばそのダメージに応じてYポイントが貰えるのですが、すけとうだら討伐報酬の受け取りではそれ以上にYポイントを要求されるのでほとんどのアイテムが交換できませんでした。
報酬の受け取りにまで課金が必要なゲームを初めてみました💦
「ぷよクエ」には当たり前のようにある「クエスト出発前のデッキ確認の画面」ですがコレ、なんと「ぷにぷに」にはありません💦
一応画面下の「チーム2」というところを自分でタップするとデッキの詳細画面が出て来るのですが、自分でタップしなくてもパズルやおはじきバトル直前にデッキの詳細画面を出して欲しいものです。
私はこれのせいで何回か想定と違うデッキでパズルorおはじきバトルに挑戦してしまい、損した事があります。
また、事前情報無しでウィッチをガチャに追加した点も不満に思いました。ファン人気も高く、今回の攻略上最大の切り札ともなりえるキャラなら最初から出して欲しかったですし、後出しするにしても事前に告知くらい欲しかったです。
「ぷにぷに」はイベント後半は周回ゲーになるのですが、オート機能がないのでパズルをクリアするのに時間がかかります。
上述の通り、パズルやおはじきバトル直前に選択中のデッキ詳細画面が出てこない、オートプレイができない事の他、ともだちに人魂(ぷよクエでいう「やるき」)を一括で送れない、妖怪への餌付け(懐かせてドロップ率上昇を狙う)が一体ずつにしかできないなど、おまけのミニゲームで廃課金させようとするわりに、ユーザーの利便性をあげるシステムは実装しないのかとあきれました。
性能だけでぷにを選ぶと、パズル画面がワケワカメになることがあります💦
ターン性であればまだ良かったのですが、時間制のゲームのため、どれがどのぷにだか考えているうちに敵にやられてしまう事もあります。
…と、いうわけで今回のコラボ、「楽しかった」ところや「面白かった」ところもありましたが、それ以上に不満や悔いも多く残るイベントとなりました(汗)。
最初に書いた通り、「ぷにぷにの原作再現」は最高で、この世界に一生いたい位なのですが、だからこそ、3万5千円かけてもマスクドサタンと戦う権利を最後まで事実上得られなかった事は非常に悔やまれます。
15年、あるいは20年以上にも及ぶ長い時を経て一瞬とはいえ令和のスマホ上に再び姿を現した「魔導世界」。今回はアミティも遊びに来たよ、やったね!
…しかし悲しいかな、もうそこは金に目がくらんだ者達によって、ファンから金をむしり取る「ボッタくりバー」へと変貌していたのでした。トホホ…。
おはじきバトルの難易度がもっと低ければorおはじきバトルでサタンに10勝たなくてもパズルでマスクドサタンに勝てる仕様だったら多分神ゲーでしたし、ウィッチのために更に追加で課金しても良かったと思います。
ここで更に追加で課金したら「ぷにぷに」運営の理不尽なこのやり方(メインのパズルではなく、オマケのミニゲームが攻略上最大の鬼門、人気&攻略最重要キャラの後出し)を肯定する事になると思ったので、抗議の意を込めてこれ以上の課金はしない事にしました。
「ぷにぷに」で遊んでいる時に某所で見つけた言葉が今回最大の教訓となりました。それは…
Free to playの本質はいかにユーザーを楽しませるかではなく、いかにユーザーから搾取するかに重点を置いたものである。
薄々分かってはいましたが、まさしく「タダより高いものはない」というヤツですね💦
手軽で楽しいソシャゲですが、これが真実の姿なのだと肝に命じたいと思います。