ぷよぷよファンブログ

メインストーリー第5部「かえってきたぷよクエの世界」感想

最近・・・というか去年ぐらいから「ぷよクエ」のブログを書く人が減った気がして寂しい筆者です。まぁ、ブログって書くの結構時間掛かって大変ですし、途中でやめる人が出てくるのも仕方がないのかもですね。やっぱりリニューアルがよくなかったんじゃね⁉

今回は表題の通りメインストーリー第5部「かえってきたぷよクエの世界」感想です。

※りんご世代のファンが読んだら不快になることが予想される文章が含まれているので「そんなん嫌や」と思う方はここでブラウザバックを推奨します。

魔法は使えないけれど、あたりは良い子。

ぷよぷよは元々剣と魔法の世界で、初代主人公のアルルも二代目主人公のアミティも魔導師(の卵)でした。しかし、りんごといい、あたりといい、近年登場した「ぷよ(クエ)」の新主人公は魔法使いではなく現代人(or未来人)で、「もしかして今の公式はドラゴンクエスト ユアストーリーに出てくるコンピューターウイルスのように『いつまでも“魔法”なんて夢みたいな事を言っていないで大人になれ!』と、そういう事がいいたいのだろうか?」・・・と、一瞬考えたんですが、それにしてはまぐろの「美形ビーム★」だの、あたりの「なりきり★へんしんミラー」だの、魔法以上に“子供染みた”要素が出てくるんですよね(^^;)

何故かはよくわからないけど(今の公式が魔法の世界に興味がないから?)「魔法ではないけれど、魔法みたいな力が使える現代人(or未来人)」というのが今の公式は好きなのかもしれませんね・・・。

まぐろの「美形ビーム★」とあたりの「なりきり★へんしんミラー」では決定的に違うことがあります。それは、「前者は上から目線で相手を屈服させようとしているが、後者はあくまで相手と同じ目線に立っている」という事です。

私がストーリーでりんごたちに対して感じている不満は以下の3つです。

  1. 脚本家の都合の良いように上滑りする
  2. 自分たちの異常さは棚に上げてアルル・アミティ世代のキャラたちを上から目線で批評的な突っ込みをする
  3. アルル・アミティ世代のキャラたちと比べて自分たちは凄いと自慢話を繰り広げる

私がとくに問題だと思っているのは2と3です。

公式のインタビューを読むに、りんごが突っ込み役として作られたキャラだそうで、それ自体は何ら問題はないのですが、問題は突っ込み役にするなら常識人にしてプレイヤーの共感を得られるキャラにしないと意味がないのに、残念ながらりんご自身もなかなかにクレイジーなキャラだということです。

りんごはアルル・アミティ世代に批評的な突っ込みを入れるけれども、当のりんご自身もクレイジーなので「おまえが言うな」と言いたくなるばかりか、りんご世代のキャラ達がアルル、アミティ世代のキャラを批評することはあっても、アルル・アミティ世代のキャラたちがりんご世代の異常さを指摘する描写は作中に一切ないんですよね💧

つまり、コミュニケーションが一方通行になっていて、りんご世代に感情移入している今の公式やファンにとってはそれでいいのかもしれないけれど、あくまでアルル・アミティ世代のキャラたちが好きでぷよシリーズをプレイしている筆者にとっては横暴に感じている部分なんですよね(^_^;)。

まぐろの「美形ビーム★」は「アルル・アミティ世代のキャラ達は無条件で俺様にひれ伏せ!」と言ってるのと同じで、現にそういう展開になってましたからね💧どこまでも上から目線です。

一方、あたりは、ちょっと抜けているところはあるけれど、アルル・アミティ世代のキャラ達と同じ目線に立ち、りんごたちとは違って「こいつらオカシイ」的なダメ出し突っ込みではなく、アルル達に対して好意的なセリフが多く、また、猪突猛進な彼女自身、周りのキャラから突っ込みを受けることが多かった印象です。ちゃんと双方でコミュニケーションができていると思います。

ドラコに変身してなりすますことができたのも(ほとんど偽物だとバレていたような気もするけど)あたり自身がアルルたちと同じ目線に立とうとしたからできたことだと思います。

この画面だけ見ていると何のゲームだか分からない(※懐古中の感想です)

「剣と魔法のファンタジー世界」だったぷよシリーズにロボだの科学者だのを出してSF作品に改造すること自体は歓迎していないのですが、魔法は使えないけれどプーちゃん(ロボ)や探偵七つ道具(SFアイテム?)を駆使して魔法使いたちと同等に振る舞おうとするあたりを好意的に解釈するならば、「魔法は使えないけど、スマホやゲーム機を通してアルル達を見守っているプレイヤーの分身」と捉えることができるのかもしれません。どうしてりんごはこうなってくれなかったんだ・・・。

・・・つまり何が言いたいのかというと、「魔法使いではない主人公」という点であたりはりんご達と同じだけれども、「りんご達に対して感じていた不満が大幅に解消されたキャラ」だということです。これはあたりだけじゃなく、ロキアーとセオにも言えることですね。

※クーちゃん

プーボも、「ロボ」という設定自体は受け入れがたいのですが、「人畜無害」という点ではクーちゃん(聖魔導物語に出てくるカーバンクルの後継キャラ)より好感が持てます。

あたりたちを守るため、指示を無視してエネルギーを使い果たしてしまったプーボの姿はもしかしたら、GG魔導物語Ⅲで「わんだふりゃ魔導砲」のエネルギー源にされてしおしおになってしまったカーバンクルのオマージュなのかもしれません。

第5部だけでも図書館司書や星座や天騎士、テンキッズに夢の配達人、魔法使い(ローザッテ達)とぷよクエに登場するキャラたちと色々出会って内容盛りだくさん。りんご達と違ってあたりはファンタジー世界に「ヒカガク的」と発言したり他キャラたちに上から目線で一方的な突っ込みを入れたりすることがないので安心して読むことができました。

公式に忘れ去られたと思われたももも達が出てきたのも嬉しい。

・・・なんですけど、すみません、やっぱり私自身がアルル達(orアミティ達)が出てこないと物語に関心が持てないのか、第4章(と第1章の序盤)以外は読んでてやや退屈に感じていたのも事実です(本当にすみません💦)

第4章は「ぷよぷよSUN」のオマージュになっていて、「魔導世界そのものは出せないけど、プワープアイランドでそれを再現したんだろうな」と思いました。

太陽が巨大化してギラついている・・・という設定なのにどう見ても曇りな背景には「ええ~っ⁉(手抜き⁉)」と思いましたが(^_^;)

太陽どこ?💧

「ぷよクエフィーバーの世界」と同様、オマージュだけではなく、オリジナル展開を取り入れて「懐かしさと新しさ」を両立していたのが良かったと思います。

どのアルルもかわええv

アルルの「お友達」と呼ばれると背筋がゾワッとするけれど、(メタ視点では)長年の腐れ縁ゆえに「どれが偽物と本物か分かる」という「お互いを知り尽くした関係」みたいに描かれていたのも良かったです。

以上、第5部で「あたりは良い子だな」と思ったという話でした。

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コメント (3)
  1. みるん より:

    ブログ更新お疲れ様です。
    「あたりは、ちょっと抜けているところはあるけれど、アルル・アミティ世代のキャラ達と同じ目線に立ち」これがあたりの良いところですよね。自分たちの生活に欠かせないぷーちゃんも、魔法使いの使い魔達も大切に扱っていて、未熟ながらも困り事を解決しようと頑張っている。「応援したくなるキャラ」なんですよね。
    個人的にはロキアーが追っていた事件は深堀りして欲しかったかなぁ、と思っています。

    1. akinoruiP より:

      みるんさん

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      みるんさんもストーリーを楽しんでいらっしゃるようで何よりです。

      >未熟ながらも困り事を解決しようと頑張っている。「応援したくなるキャラ」なんですよね
      言いにくいんですけど、私の中であたりは「読んでいて安心感のあるいい子」ではあるんですけど、まだそれ以上ではないかな・・・という感じですかね💧アルル達が出てこないと退屈に感じたのはそのためだと思います。

      >ロキアーが追っていた事件
      何かありましたっけ💦やっぱりアルル達(orアミティ達)が絡んで来ないと私はストーリーが覚えられないっぽいです。
      運営さんに要望を送れば、もしかしたらそのうちサブストーリーに追加してくれるかもしれません。

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