ぷよぷよファンブログ

ぷよクエフィーバーの世界感想

本当は10周年記念生放送までにストーリーモードを全て読んでその感想を書こう…と思っていたのですが、間に合いそうにないので一旦「ぷよクエフィーバーの世界」の感想をば。

一言で言えば「良いところと悪いところがはっきりと分かれている」お話でした。ブロガーにとっては一番感想を書きやすいバランスだと言えるのかもしれません(^_^;)

良かったところ

ぷよぷよフィーバー2のネタを踏襲しつつ、単に過去作をなぞらえるのではなく、掘り下げたり差異を出したりしていた。

(ぷよクエを除けば)セガぷよ最高傑作は「ぷよフィ2」だと思っているので本作のネタがちょいちょい取り入れられていたのが良かったですね。

あたりたちもぷよフィ2準拠の絵柄に「へんしん」しました。

あやクルの復活リターン

ぷよフィ2では「星のランタン」「太陽のしおり」「月の石」3つのアイテムと「封印の記録の本」の力で復活した「紅い魔物がクルークの体を乗っとった存在」が「あやしいクルーク」でした。

「ぷよクエフィーバーの世界」ではアミティ達が新しく手に入れたアイテム3つと「封印の記録」の力で「紅い魔物」が復活したので、「星のランタン」「太陽のしおり」「月の石」そのものではなくても、「封印の記録」と星と月と太陽の力を宿したアイテム(とクルークの体)さえ揃えば彼は復活可能だということが明かされました。彼のファンにとっては嬉しい進展だと言えるでしょう。

レムレスとアルルの出会いリターン

ぷよフィ2ではメニュー画面がタウンマップになっており、ストーリーモードの進行に合わせて各施設に訪れる人物が入れ換わります。アルルが常駐している「ふれあい広場」に最後に訪れる人物がレムレスです。

ストーリーでは「僕らも(隣町に)帰った方が良さそうだ」とか言っていたのに、何故かその後、ずーっとアルルのいる広場にいるんですよね(笑)。フェーリに怒られてもわたしゃ知らんぞ。

ぷよフィ2では何故アルルのもとを訪れたかの説明が無かったのですが、今回は突如現れた「ナゾの穴」の正体についてアコール先生に協力する形で探っており、偶然とはいえ単独で「ナゾの穴」に遭遇し、そこで出会ったのがアルルという事になっていました。

もしかしたらぷよフィ2でもプリンプタウンを散策する内に「異世界から来た魔導少女の話」を耳にし、(恋愛感情的な意味ではなく魔導への探究心的な意味で)アルルに興味を持ち、彼女に接触して来たのかもしれません。(ただ単にたまたまふれあい広場を訪れただけなのかもしれませんが・・・💧)

ぷよフィ2での彼は「彗星の魔導師の異名を持つ天才」として描かれていたのですが、今回もアミティ達がまだ気づいていない異変に気づいてアコール先生に協力したり、アルルは異邦人だけど今回の騒動とは無関係だと見抜いたり、彼が他の魔導学校の生徒達とは一線を画す天才、あるいは上級生的に描かれていたのは良かったです。

周囲が過剰に持ち上げてプレイヤーに強引に「天才」だと思わせようとしているまぐろと違って、ある程度読解力がある人が読めばレムレスが天才だという事が自然に伝わる塩梅になっていたのが良いと思います!

…ちなみにフェーリはレムレスとすれ違っており、彼について占っているのに出会えないストレスや別の世界の自分の話を聞かされたこっぱずかしさから、あたりにやつあたりしました。相手があたりだけに。このセリフは「ぷよフィ2」でアミティに恋占いを見られた時の反応そのまんまで、懐かしいですね😅

クランデスターン屋敷の家主は不在?

ただ今回気になったのは、「ぷよフィ2」の時点では「なんでやねん!」という声が時々聞こえて来るという事以外、「正体が不明」とされていたクランデスターン屋敷の家主が今回は何故か「おに子」として描かれていた事です💧

「クランデスターン屋敷の家主の正体」について、ぷよフィ2発売当初は後々続編で明かす予定だったと思われるのですが、「7」以降主役が交代したこともあり、「ぷよフィ2」で張られた伏線は現在に至るまで残念ながら全て未回収なんですよね💧

人語を話せないおに子が「なんでやねん!」と叫ぶクランデスターン屋敷の家主として元々設定されていたとは考えにくく、今回おに子がその様な形で登場したのは、「放置されていた伏線の回収」ではなく、単に「クランデスターン屋敷の家主について張られたいた伏線を放棄する」という公式からの意思表示の様な気がするのは筆者の気のせいでしょうか…?

それとも、ぷよクエフィーバーの世界はぷよフィ2とはパラレル的な位置づけであって、あくまで「ぷよクエフィーバーの世界」では屋敷の家主はおに子という事なのでしょうか?

アルルが元いた世界って…?

あたりがアルルの元いた世界を「プワープアイランド」だと勘違いしていたのは少し面白かったです。

時空探偵社の技術を持ってすればあらゆる時空を行き来できるらしく、親切心からアルルが元いた世界の情報を聞き出そうとするあたりでしたが、アルルが自身のいた世界について語ろうとした瞬間に、何故かあたりは強制連行されてしまうのでした😅

最早かつて自分のいた世界について語ることすら許されないアルル…💧

メタ的に考えれば「アルルが元いた世界=株式会社コンパイル=現在はもう存在しない会社※」なので、そりゃ作中で時空探偵社がいくら頑張ろうが戻りようがないわけで、「…随分と際どいラインを攻めてくるなぁ」と思いました😂(あるいは今後もセガぷよが作中で魔導世界について描く事はないという意思表示なのかもしれません💧)

※その後、コンパイル○として復活はしたけどね。

不満だった点

あくまの描写が雑過ぎる。つか、タイムパラダイス社の暗躍が全く面白くない…

ここからは読んでて「面白くない」と感じた点です。今回はプリンプタウンで「タイムパラダイス社」が暗躍しており、それが事件の元凶なのですが、申し訳ないけれども、彼ら周りの描写は1ミリも面白くなかったです💧

とくにひどいと感じたのが壊れた機械をハチが「魔法で直すのか」と発言したことと、あくまが叩いて直そうとした事です。

これ、ファンタジー世界でやる意味ある?💧

百歩譲って、比較的魔導に疎そうでかつ、おバカキャラ枠っぽいさかな王子が叩いて直そうとするのならまだともかく(それでも黙認はできないが)、アコール先生やレムレス以上の知能を持っているはずのあくまが機械を叩いて直そうとする…という描写は「ファンタジー舐め過ぎじゃね?」と思いました💧

もしくは単に、あくまが彼ら以上の地位にいる知識人だという事を現公式が忘れているのでしょうか?

彼は何故かノリノリで「こういうのは叩けば直る」と言っていましたが、そもそもぷよフィの世界に「機械」と呼べるものは存在するのでしょうか? ぷよフィ1、2をプレイした限りでは機械やそれっぽいものは登場していなかったと思うのですが💧

GG版魔導物語Ⅲには「機械」…とかろうじて呼べそうな要素として「わんだふりゃ魔導砲」なるものが登場するものの「魔導大全」によるとそれは「古代魔導兵器の一つ」であり、「杖の形をした武器」として紹介されており「機械」という言葉は使われていません。

魔導大全に「機械」という言葉が見当たらない事から、「魔導物語」や旧ぷよ世界にも「機械」という概念は存在しないものと見て良さそうです。

そもそも「機械」という言葉自体がファンタジーではなく、科学寄りの言葉であり、「プリンプタウンで使用する言葉としては不適切ではないか?」というのが筆者の見解です(^_^;)

つまり何か言いたいのかというと、あくまとハチのやり取りは、ファンタジー世界に何故かSF要素を持ち込んで世界観に齟齬が生じるという、近年のセガぷよの悪い部分がストレートに現れた場面だという事です💧

「ギャグなんだし、細かい世界観なんか気にせずに楽しめよ!」という事なのかもしれませんが、筆者はぷよシリーズはファンタジーとしての世界観が魅力的なのだからそこをもっと大事にして欲しいと思いますし、科学ネタで笑いを取ろうとするのはあんまり面白くないと思います。

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