ぷよぷよファンブログ

夢見る人魚のクリスマス感想

友達はサンドラクロース!?

最近、「新カードは実装するけどストーリーは無い」というパターンが珍しく無かったので、ちゃんとストーリーが用意されているだけでも有り難い気がする今日この頃。

引っ込み思案でコミュ障なセリリを主人公にしてストーリーを描くのは難しいのではないかと思いましたが、今回は割とガッツリセリリが主人公でした。

極論ですがストーリーというのは、キャラクターと世界観さえ魅力的であれば必然的に面白い内容になる事が多いと思います。裏をかえせば「キャラクターと世界観を魅力的に見せるストーリーこそが面白いストーリー」と言えるのかもしれません。

ストーリー作りの指南書には「主人公は観客が友達になりたいと思える相手として描くように」と書かれております。

また、「地味で暗いキャラは観客から注目されにくい」とも言われています。

だからこそ、アルルやアミティ、あたりと言った歴代のぷよ主人公は明るくて元気いっぱいに描かれていますし、あたりに至っては、あのサタンをも手玉にとる超絶コミュニケーションスキルの持ち主です。

…え、りんご?🍎

完全に無視することも考えましたが、さすがに酷いかと思ったので一応触れておきましょう。

制作側の意図としては「明るくて元気一杯」に描いているのだと思いますが、筆者としては「無意味な発言でテキストを水増ししたり、ファンタジー世界にヒカガクテキというしょうもないツッコミを入れたり、他キャラ達を見下して自分達の自慢話ばかりしていて鬱陶しい」というのが正直な印象です。

アルル、アミティ、あたりとは友達になりたいと思えるけど、りんごはちょっとしんどいかな。ごめんね😞

サタンとあたりの画像

サタンを手玉にとるあたり

恐らく、コミュニケーションスキルの高さであたりの右に出るものはぷよシリーズは勿論、魔導物語シリーズにもいないでしょう。

(というより、魔導物語〜フィバー2まではコミュニケーションのすれ違いや摩擦を楽しむタイプのストーリーが多かったと思います)

では、「明るくて元気一杯」な歴代のぷよ主人公達と対極にいるキャラは誰なのかと言うと、その筆頭がまさしく「引っ込み思案でコミュ障」なセリリだと思います。

そんな彼女が主人公ではストーリーが作りにくかったのか、「セリリのとっくんボード」の漫才デモでは「セリリが主人公」というより、「彼女を励ます悪魔のロックバンド達はいい奴」みたいなお話になっていていました。

しかし今回は、そんなセリリの特性をガッツリ活かした面白いストーリーが展開されていたので、振り返っていきましょう!(未読の方は読んでから以下の文章を読むことを推奨します)

セリリとポポイが夢の共演!?

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、セガぷよ本編だとまだ実現していない旧キャラとフィーバーキャラの共演が見られるのも「ぷよクエ」の魅力の一つです。

自称「魔王」のポポイもセリリのネガティブな思い込みの激しさには驚きが隠せない様子。

ポポイ「オミャーさん 気を抜くとすぐに沈んでいくニャ」

ごもっとも🤣

ジゼル「あたしの耳はヨーク聞こえるんだ。遠くの誰かのひとりごともね…」

「遠くの独り言もよく聞こえる」ということは、ジゼルの長い耳は飾りじゃなくて本物なんでしょうか? 童話のようで、これも面白いポイントでした。

セリリといえば、コンパイル時代からの定番の相方であるすけとうだらも登場!

ファンの期待通りの展開です!

ポポイがアコール先生のことを「アコール」と呼び捨てにしているのをはじめて見た気がします。忘れているだけかもしれないけど。

ポポイについて、フィーバーのゲーム本編ではラフィーナが「魔法で動かしているぬいぐるみ」だと言っていたのですが、フィーバー発売当時に発売されたゲーム雑誌には「アコール先生より立場が上の自律した存在」だと書かれていたのですが、結局どちらが本当なのか、有耶無耶なまま20年が経過してしまいました(^_^;)(フィーバーのアーケード版が出たのは2003年です)。恐らく、後者だと思いますが…。

クリスマスパーティのために行動をともにするうち、セリリとすっかり意気投合したつもりでいたサンドラ。

そうそう、「友達」って作ろうとして作るというよりも、「会話や行動を通じてなんとなく自然にできる」ものなんですよね。

しかし、セリリは「自分に友達ができるなんて…これは夢だ!」と、サンドラの言葉を全否定⁉😅

大真面目に考察するならば、「私はお友達のいない寂しい人魚である」というところにセリリのコンフォートゾーン(快適だと感じる心理的状態)があるので、本当に友達が欲しいならまずやるべきことは「コミュニケーションスキルを磨くこと」ではなく、「私はお友達を持つのに相応しい魅力的な人魚である」というところに自身のコンフォートゾーンをずらず事だと思います。要は「意識改革」ですね。

そのためにも、まずはあたりにお友達…ではなく、メンターになってもらうのが良いと思います。

あたりは相手の長所を見つけてほめる(おだてる?)天才なので、彼女ならセリリの自己肯定感を高めてくれる事でしょう。

…まぁ「友達」って、「作る」よりも「関係を維持する」方が難しかったりするんですけどねf(^_^;)

そんなわけで今回は

  1. セリリが主人公
  2. ポポイと夢の共演
  3. 定番コンビのすけとうだらとも共演
  4. 今までありそうで無かった斬新なオチ

…と四拍子揃った面白いでした。素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございました🎁🎄

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