筆者は仮面ライダーのことをほとんどよく知らないので、空想科学大戦に出て来た仮名ライダーなら知っているけど。思いがけずガチャ運にも恵まれましたし、「感想記事を書く前に仮面ライダーがどういう作品なのか軽く知っておこう」と思ってWikipediaを見たのですが「作品ごとに世界観やストーリーがバラバラ」と書いてあったので、ぷよクエに登場した仮面ライダー達が元々どんなお話の主人公なのか知るのは諦めました(^^;)。
とりあえず、大元が石ノ森章太郎の漫画だったという事だけは分かりました。
そんな「仮面ライダーの事をよく知らない」奴の感想文ではありますが、一言で言えばジオウ編のストーリーは「割と面白かった」です。
仮面ライダーを知る人曰く「ぷよぷよと世界観が全然違う」らしいのですが、「魔王」という共通のキーワードから物語を展開していったのは面白かったと思います。(今までぷよクエとコラボした作品で世界観が近かったものってむしろ少数だと思います)
ジオウの戦闘スーツにキッチリ身を包んだ猛々しい(?)容姿とは裏腹の軽い口調も割りと好きかもししれません。
彼は「最低最悪の魔王」になる運命を背負っているらしいのですが、本人は運命に抗うがごとく「最高最善の魔王」になろうとしているらしいのです。
よく分からないけど、カッコイイです(笑)
そんな次期魔王であるジオウが出会うことになるのは、やっぱりこの人‼
我らが魔王、サタン様ですヾ(≧▽≦)ノ
まさに「期待を裏切らない展開」というやつです(笑)
仲間と合流し、仮面ライダー世界の人物に扮したあやしいクルークやラフィーナに導かれ、「王様の証」だという「ぷよぷよウォッチ」を集めながら、ジオウはついにサタンと対面します。
サブタイトルも「真の魔王とぷよ勝負」です。
そこでジオウはサタンに「魔王のチカラを使ってどんなことをするの?(中略)やっぱり世界征服とか?」と尋ねます。まぁふつうはそう思いますよね(^^;)
しかしサタンの返答は…
この発言にジオウたちはドン引き! 「よく分からない」だの「あまり令和っぽくない気がする」だの言われてしまいます。
…えー、よく分からないのですが、2068年の未来にはギャルやウハウハな感情は存在しないという事なのでしょうか? それとも単に、仮面ライダー達がギャルに興味がないという事なのでしょうか?(この後ゲイツが「モテモテ?」と内心疑問に思っていたので多分これが正解なのでしょう)
令和の現在でも、全員ではなくてもギャルとウハウハしたい男性は一定数いそうな気がする(=古い概念ではない)と思うのですが、どうなんでしょうか?(^^;)
まぁサタンが真夏のリゾートでウハウハしようとしていたぷよSUNが発売されたのは90年代なので、当時と変わらないノリのサタンが「令和っぽくない」という意味なのでしょう(汗)
「もう魔王ならぷよぷよウォッチ集める必要なくね?」とジオウがサタンに行ったところ、事件の真相が明るみになる事を恐れた黒幕だと思われる何者かによって突き落とされたデモサバがサタンたちの前に登場!
【悲報】サタンからも存在を認知されていなかったデモサバwww
…まぁ、そうですよね。ぷよクエに登場しているという事は恐らく「なぞぷよ」に登場した事があるのでしょうか。「なぞぷよ」は本家ぷよシリーズよりずっとマイナーという印象ですし、筆者が彼と旧作ゲームで遭遇したのはぷよシリーズではなく派生作品である「アルルの冒険まほうのジュエル」という、ぷよキャラ版ポケモンみたいなゲームです。しかも、デボサバの立ち位置はポケモンで言うモブトレーナーであり、台詞は一切ありませんでした。
ぷよクエのデモサバは黙っておけばいいのに自分で勝手にペラペラ事件の真相をしゃべり出し、ぷよ勝負ではなく実力行使(純粋な暴力)で仮面ライダー達からウォッチを奪おうとしたものの、仮面ライダー達から必殺技を色々くらって吹っ飛ばされるという、小者というか三流感溢れる愛すべき悪役(?)っぽくなっていてそこも少し面白かったです(一▽一;)
仮面ライダー世界とぷよ世界が混ざってしまった理由についてサタンがさらっと「自分が時空を散歩していた事が原因かもしれない」と言い出したので…
ジオウは「もしかしたらサタンは本当に凄い魔王なのかもしれない」と思うのでした。
7つ前の記事で書きましたが、セガぷよサタンはコンパイル時代と比べて矮小化されがちでおり、ファンからも「超越した存在」だと認知されづらいという現状があったと思うので、やっとサタンの事を凄い存在だと認知してくれる人が作中に現れて嬉しいです!
それでいて最後はカーバンクルにデレデレするサタンを描き、
周囲を呆れさせるという、まさに「私の見たかったサタン」のお話が見られたという感じです。(下げ過ぎず上げ過ぎずですね、真魔導設定のサタンは上げ過ぎ、蒸気都市は下げ過ぎな印象)
旧作だとほぼ見せ場のなかったデボサバが今回のコラボでは影の主役となっており、専用アイテムまで作られていたのも感慨深いです。(現ぷよクエスタッフさんにデモサバ推しの方がいらっしゃるのかしら?)
そんな感じで、ジオウ編のストーリーは仮面ライダーをほぼ知らない筆者にも楽しめる良エピソードだったのですが…
これから始まるのであろうゼロワン編には地雷であるまぐろとエコロ(に憑りつかれたダークアルル)の登場が恐らく控えていると思うので、どうなるかちょっと心配です(^_^;)
現在は本家ぷよシリーズでもフィーバー2までと7以降とでは世界観が全然違います(15thは旧キャラとフィバキャラが対面したというだけで世界観と呼べるほどのストーリーは無かったと思います)
7以降を基準に考えれば現代日本人(風)のりんご達がいるのでコナンもBLEACHもルパンもCCさくらも鬼太郎も仮面ライダーも「ぷよシリーズと世界観が近い」と言えるのかもしれませんが、フィーバー2までのファンタジー世界を基準に考えるとそれらはぷよシリーズとは全然世界観がちがうと思います。(「魔法少女のさくらは違うのか」と言われそうですが、フィバ2までのぷよ世界にはビデオカメラを日常的に持ち歩く少女なんていないですから!)エヴァは7以降を基準にしても世界観が多分違うと思います。おそ松さん?知らない子ですね。
フィーバー2までのファンタジーを基準として考えた場合、今までコラボした作品の中で、「ぷよシリーズと」世界観が近い…とかろうじて言えそうなのはセーラームーンとリゼロでしょうか?
フィーバー2までのファンタジーなぷよシリーズと最も世界観が近い作品はやっぱりスレイヤーズだと思うのですが、コラボしなさそうです(^^;)