ぷよぷよファンブログ

【ぷよテト2】システム面も含めた総評

ぷよテト2オマケ漫画1

ぷよテト2の各章ごとのストーリー(アドベンチャーモード)の感想文は今まで記事にして来ましたが、この記事はそのまとめのようなものです。

なお、この記事はあくまで一個人の所感に過ぎませんので、未プレイの方は実際にぷよテト2をプレイしてみることを、プレイ済みでこの記事に賛同頂けない方は自分なりの感想をどこかに書いてみることをオススメします。

ストーリー総評

まず、前提として今のぷよシリーズは大きく分けて

  1. コンパイル時代のぷよシリーズである「アルル世代」
  2. それを元にセガによって新しく作られた「アミティ世代」
  3. 前者2つとは全く異なる価値観が支配する「りんご世代」

という3世代キャラたちによるクロスオーバー作品であり、ファン層もバラバラです(「全世代まんべんなく好き」という方もいらっしゃるかもしれませんが…)。また、アリィ(とラフィソル)はいずれにも属さない番外編的な立ち位置だと思っています。

私のような懐古中(昔のキャラが好き)もいれば、「新しいキャラたちの活躍をもっとみたい」と願う方もいます。全てのファン層全員を満足させる脚本を書くことは相当困難(というかほぼ不可能)だと思います。

ぷよテト2は「剣と魔法の世界」「現代日本(っぽいが全く別の)世界」「SFっぽい世界」、さらに「それらどこにも属さない謎の新キャラクター」という全く異なる背景を持つ全ての世代のキャラクターたちをまんべんなく登場させ、話のバリエーションも豊富で読み応えがあり、脚本家さんの熱意と力量を感じました。

また、新キャラ2人の謎が気になって物語にどんどん引き込まれて行きました

…しかし一方で、「7」以降のぷよシリーズにありがちな「(比較的)新規のキャラが自身のクレイジーさを棚にあげて旧世代のキャラを一方的に批評ツッコミする」展開が今回もあったので、「またか」と思ったのと、一部のセリフが不自然or不適切に感じることもありました。

また、(日本国内の)宣伝ではアルルを起用しておきながら「公式は本心では彼女の事をりんごより下に思っているんだな」という事が分かる描写が今回もあった事を残念に思いました。

…しかしこの様に不満を述べると「老害うぜぇ」と思う方もいるようで、実際にそのようなコメントが届いた記事もあります。

私は懐古中(アルル世代のキャラたちをメインに応援しているファン)なのでそのように思われても仕方がない面もあると思います。

しかしそう思うのであれば、(その方のコメ返にも書きましたが)老害ではない、フレッシュなぷよファンとしての「ぷよテト2」の感想をどこかに書いてみてはいかがでしょうか。色々な声があった方が、この界隈も盛り上がると思います。

※私だって自分が嫌いだと思うキャラはいるし、自分のブログやTwitterでグチをこぼすことはあるけど、だからと言ってそのキャラを「好きだ」と言っている人に対して直接文句は言わないですよ。

サタンがボスの中のボス!?

「7」でのいがみ合いはどこへやら、本作ではすっかりエコロと意気投合したサタンでしたが、「7」ではアルルの身体を、「20th」では自身の身体を乗っ取り悪さしようとしていたエコロとカンタンに仲良くなり過ぎではないかなーと若干思う節はありました(^^;)

まぁ、ぷよテト、ぷよクロと二作続けて二人はお互いすでにいがみあう事もなく協力しあっていましたし、今更そんなことを指摘するのも野暮かもしれませんが。

ノリノリで仲良く協力しあうのではなくて、「貴様のことは信用していないが、利害が一致したから今回は仕方なく協力してやる」的なツンデレ感(笑)があっても良かったのではないかなーと思いました。で、そんなツンデレサタンをエコロがますます茶化す、みたいな展開も見てみたかったかもしれません。

スクエアスの描写が良かったこととも関連しますが、サタンの事を「歴代ラスボスたちのボス」っぽく描いてくれた事は嬉しかったです。

マールとスクエアス

マールとスクエアスの画像

©SEGA Tetris ® & © 1985~2020 Tetris Holding.

この二人は良かったですね。「世界を見守る神様」という、今までのぷよシリーズにはいそうでいなかったタイプなので新鮮でしたし、「7」以降の一部の新キャラたちにありがちな「旧世代のキャラたちを一方的に批評ツッコミ」することも「旧世代のキャラたちを踏み台にして自分たちのチート性能っぷりを見せつける」こともなかったので素直に受け入れて楽しむことができました。

また、「7」以降の一部の新キャラ達にありがちな「クレイジーであれば面白い」という安易な発想が一切なく、地に足の着いたキャラクター造形で、感情が理解しやすかったです。それでいて(クレイジーさに頼らずに)意外性を演出できていたのも好印象でした。

「マールは丸だけにぷよ、スクエアスは四角なのでテトリミノがイメージのキャラなのかな?」と思います。

システム面の感想

オート難易度調整機能

ここからはシステム面の感想です。

「ぷよテト2」には「オート難易度調整機能機能」があり、ゲーム中でオンにするかオフにするか聞かれます。私はてっきり初心者向けの救済措置かと思ってオフにしていたのですが、そうではなかったようで「オンにすると白熱の対戦が楽しめますよ」と読者様に教えて頂いたこともあり、中盤辺りから「オン」にしてアドベンチャーモードを進めていました。

すると確かに、勝てばかつほど(=物語が進めば進む程)敵がどんどん強くなり、白熱の対戦が楽しめました。

…しかし一方で問題もありました。アドベンチャーモードにはVS、パーティ、ビッグバンなど様々なルールがあり、ステージごとにルールが固定で決まっているのですが、自分のパズルが「ぷよ」か「テトリス」かも自分では選べずに固定されているのです。

これがどういう事かというと、私は「ぷよ」はそこそこ得意なのですが、「テトリス」は初心者なので「ぷよ」ルールで勝ち進み敵が強化された状態で「テトリス」ルールを強制されてしまうと勝てなくて連敗していました(^^;)。強制的に色々なルールをプレイさせられるからこそ面白いという面もあるのですが、その「強制的に色々なルールを遊ばせる」要素と「オート難易度調整機能」は若干相性が悪かったかな、とも思います。せめて自分のパズルは「ぷよ」か「テトリス」か選ばせてくれれば、某所でこの機能が悪く言われることはなかったのかもしれません。

まぁ、「オート難易度調整機能機能」は任意なので嫌ならオフにすればいいだけの話なんですが、一度オンにした後は、意地でずっとオンのままにしていました(笑)。

また、ストーリー上は相手が手加減しているはずなのに、対戦ではこの機能のせいでcomが強化されており、こちらを全力でボコってくる、という謎展開もありました(^^;)

※ちなみに、初心者向けの救済措置としてステージを「パス」する(クリア済みという事にして物語を先に進める)機能があるので、勝てなくても詰むことはないです。

スキルバトル

クソゲー。ぷよテト(前作)にはなくて2から新たに追加されたルール。しかし、初出は「ぷよテト2」の前作である「ぷよクロ」で、その「ぷよクロ」でもあまり評判が良かったとは言えないこのルールをどうして改良もせずそのまま(HP制や装備品など、「ぷよテト2とは関係の無い要素まで」)引き継いだのでしょうか。

しかもぷよテトにはなくて、2にはある新ルールはこれだけです。

これでは「新作なのに手抜き」と言われても致し方ないと思われます。

3回に渡る無料アップデートで神ゲーに!?

第1弾ではソニック、リデル、アコール先生、さかな王子が、第2弾ではセリリ、ラフィソル、あやしいクルーク、ユウちゃん&レイくんが、ハーピー、ラグナス、レガムント、ローザッテが追加されました。

ぷよフィの人気キャラたちをはじめ、昔からのファンにとっては嬉しい古参キャラたちがプレイアブル化した他、ぷよクエの人気キャラも使用できるようになりました。

「新作なのに新要素が少ない」というのが某所でよく不満点としてあげられていた事なので、その点を強化したのだと思います。

私は第2弾のアプデとほぼ同時期に本作を買ったのですが、セリリたちが本作でやっとまともなプレイヤーキャラクターになってくれたのが嬉しかったです(ぷよクロだとスキルバトルでのみ使用可、ぷよスポだとぷよクエのイラストとボイスの使い回しで面白味がなかった為)。しかも当然のように「声違い」付。セリリは通常版の大人しめの声より、ボイスチェンジ版の活発な感じの声の方が、好きですね。

また、歴代のBGMも追加され、対戦をさらに盛り上げてくれます。

結論

ストーリーもシステムも満点というわけではありませんが、「楽しいゲーム」であることに間違いはないです。3度に渡るアプデで使用できるキャラもぐんと増えました。

「前作をプレイ済みで、キャラやストーリーには一切興味がなく、純粋にパズルだけを楽しみたい」という方には本作を買うメリットは薄いと思いますが、唯一の新ルールであるスキルバトルが本当にクソゲーなのか確かめる分にはいいかもしれませんが。ストーリーが気になるor今回追加されたキャラ達で対戦を楽しみたいのならば、買って損はないと思います。

おまけ

ぷよテト2オマケ漫画1

本作の前日譚を自分なりに補完(妄想)するとこうなる、という話です。

作中では「マールは悪くない。この騒動の原因はスクエアスが未熟だったからだ!」みたいな展開でした。「スクエアスが未熟だった」というのは確かにその通りではあるのですが、しかし、マールはマールでスクエアスという仲間を(文字通り)作っておきながら自分は外の世界に憧れていたわけですから、「彼目線で見ればもしかしたらこんな感じだったのかもしれないなー」という妄想でした。


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コメント (5)
  1. 通りすがりA より:

    こんにちは。
    私はハードル低くしすぎてアルルの扱いは思ったより悪くなかったです(;^ω^)
    ぷよテト2アルルは最年長ヒロインらしいと思いました(前作よりかなりマシ)

    エコロはシナリオライターの芳野さんが

    7のラストではごまかしてましたが、エコロさんの動力は善意なんだと思っています。
    ただ徹底的に価値基準が違う&チカラが強すぎるので、善意がカッ飛んだところに着地しがちだし、基本的に     機微がわからないのでスクエアスさんにもああいう対応になるだけで。

    と仰ってたので彼女の脚本だと良くも悪くも価値観が常人と違う幼稚なガキなんでしょう
    憑依されて苦しめられたアルルのファンからすれば善意があれば許されるわけないだろ!としか思えませんが
    ちゃんと躾ろとしか 人間と関わるならちゃんと躾けるべきですわ

    では失礼します

    1. akinoruiP より:

      通りすがりAさん、こんにちは。
      いつもコメントありがとうございますm(__)m
      >ぷよテト2アルル
      確かに直近の前2作より大分扱いは良くなりましたね。りんごも「イケメン」と評してましたし(私は「イケメン」とは思わなかったのですが、脚本家さんはそのようなイメージで描いてくれたのでしょう)。

      >エコロ
      そんな事を仰っていたんですね。「7」のストーリーは有って無いような適当さなので真面目に考察しても無意味だとは思うのですが、アルルに憑依し操り、まぐろとりすくまも操り、世界をぷよで埋め尽くそうとしたエコロが「善意で動いていた」とはなかなか凄い解釈ですね(^_^;)
      プレイヤーとしてはとてもそうは思えません(悪意が無かったとしても善意があるとは言えないと思います)ので、プレイヤーと脚本家さんとの間での「エコロの解釈の差」がサタンの彼に対する態度への違和感として現れたのだと思います(エコロの擁護に対して、以前はもっと露骨に不満を述べる方もいらっしゃいました)。
      まぁ、サタンとエコロがいつまでもいがみあっているのを見たいわけではないので仲良くするのは別にいいのですが、もうワンクッションあっても良かったのではないかと思います。

      >ちゃんと躾ろ
      (笑)。確かにその通りではあるのですが、「時空の旅人」という超人的なポジションの彼に果たして躾するような立場の人(親や教師など)はいるのでしょうか…? いたとしても、またややこしい話になりそう…というか、(芳野さんの解釈だと)「エコロちゃんは悪くないよー」とか言い出して、逆効果になりそうです(^_^;)

  2. みるん より:

    ルイさん、いつも感想楽しませてもらっています。
    エコロに関してですがふと…
    「ユウちゃんに似ているのかも」と思ったんです。
    ユウちゃんは悲しいかな、死によって救われたキャラ。
    (だと思います、設定勘違いしていたらすみません。)
    だから他のキャラを死に追い込む事に、
    何の疑問も罪悪感も感じない、と。
    エコロも同様にどうしようもなく価値観も(ぷよ力とは違う)力関係も違う存在なんだ、と思うようになりました。
    …だからといって毎回奴のせいで事件が起こるのはどうかと思いますが…。

    1. akinoruiP より:

      みるんさん、こんにちは。
      いつもコメントありがとうございますm(__)m
      >ユウちゃんは死によって救われたキャラかもしれない
      ぷよフィ2のあくまの話によると、生前のユウちゃんとレイくんの性格は真逆だったそうなので、その可能性はあると思います。ただ、ユウちゃんが出会った人を幽霊にしようとするのはブラックジョーク的な意味であり、そこまで深い意図は無いと思います。

      >エコロ
      7の頃は「無邪気な悪意の塊」と表現するのがしっくり来るかな、と私は思っています。本人に悪気は無かったとしても、アルルの身体を乗っ取ったり世界をぷよで埋め尽くそうとしたりする行動は客観的に見ると悪意そのものです。20thでは前作のように誰かを操るという事はありませんでしたが、最終的にはサタンの身体を乗っ取って何かしでかそうとしていたので、「善意で行動しています」と言い切ってしまうのは「ちょっと無理があるかな」と思います。(このコメントを書いていて、どうしてそんなに脚本家さんは「エコロは善意で動いているんです説」にこだわるのか疑問になって来ました(;’∀’))
      >毎回奴のせいで事件が起こる
      「ぷよクロ」でアリィにルーワのペンダントを渡したのは意味不明でしたね(^^;)。「やっぱりアイツ、悪意そのものやん」と思います。本人に自覚がない分、余計に質が悪いです。
      エコロがプレイヤー(人間)とは違う価値観の持ち主で、「実は善意で騒動を起こしている」のだとすれば、彼は「魔法少女まどか☆マギカ」に登場するキュウべぇみたいな存在ですね(汗)。関わるとロクな事にならなさそうです(^^;)

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