ぷよぷよファンブログ

☆7システムはゴミなのか?

画像引用元:https://puyopuyoquest.sega-net.com/info/detail/000645.html

はじめに断っておくと、今の☆7システムはほとんど運営がユーザーに廃課金させるための要素と化しているので、批難されても仕方がないと思いますし、そこを擁護するつもりはありません(“推し”のために散財することを批判したいわけでもありません)

しかし実装当初の☆7は現在の様な極悪要素ではなく、もっと画期的で素晴らしいものでした、という事をこの記事では解説します。

フェス登場で失ったもの

画像引用元:https://w.atwiki.jp/puyoque/pages/134.html

現在でこそ育成素材があふれ返りほとんど飽和状態ですが、サービス開始から数年間のぷよクエは育成素材がカツカツで各カードを最高レアの最大レベルまで育てる事が容易には出来ない環境でした。

へんしん素材クエストはレア素材である魔導書やテストは勿論、ゼリーやアイスといった通常の素材さえなかなかお目当ての物が出ずイライラさせられましたし、それよりもっと前(王冠ぷよ実装前)は経験値素材である月ぷよさえなかなかドロップしませんでした。(「ぷよクエ」の検索候補として「月ぷよドロップしない」が出てきたほどです。)

ガチャから最高レア(当初は☆5で後に☆6が追加)が出てくる事は至極稀であり、オート機能もなかったので99.9%のカードは低レアの状態から時間を掛けてじっくりと育てる必要がありました。

収集やギルイベといった「良い成績を残す事が目的のイベント」はサービス開始当初からありましたが、上述の通り「カードの育成と同時進行」であった為、よほどゲームをやりこんだ人で無い限りデッキのカードを最高レアの最大レベルの状態で挑む事は困難でした。

☆3フラウ

サービス開始当初のギルイベはボスの攻撃をwタフネスで絶え、フラウのスキルで毒を盛る事が唯一の戦法でしたが、上述の通り育成素材がカツカツで☆5まで育てられなかったため、☆3の状態で頑張って40%を引こうとしていました。今思い出しても恐ろしいです(^_^;)

説明が長くなりましたが、つまり何が言いたいのかというと「ぷよクエは元々カードの育成が困難で、しかしその過程を楽しむゲームでもあった」という事です。

長らくその状態が続いたのですが、ある時期を境に状況が激変します。

くろいシグ

画像引用元:https://sega-net.com/release/160127_20032.html

フェスの登場です(その前座となる戦乙女アルルもここに含みます)。

※剣士アミティは☆5も存在したのでここには含めないことにします。

それまでのカードはリーダースキルで攻撃力、体力、回復力のいずれかの能力しか上がりませんでしたが、フェスの登場により、カード1枚で攻撃力と体力の両方が上昇する事になりました。

これによって何が起きたかというと、「今まで苦労して育てた来たカード達の相対的な弱体化」です。

戦乙女アルルはまだ黃属性限定強化のリーダースキルと黃ぷよを消す初代砲であった為、影響力はまだ限定的であったのですが、リーダースキルもスキルもスタメンの属性が増える程強化されるくろいシグの破壊力が凄まじく、その汎用性の高さで持っている人と持っていない人とで決定的な格差が開く事になりました(「くろいシグ」というキャラそのものを批難しているのではありません)

これにより、くろいシグを入手しなかった、私自身含む一部のユーザーのやる気が削がれる事となりました。

実際、それでやめたユーザーもいました。

フェスの登場によってぷよクエからは「キャラを育成する過程を楽しむ」という要素は失われ、「ガチャから最強のレアカードを引いてギルイベで良い成績を残す」事が主目的のゲームと化してしまったと思います。

私はそんな環境に嫌気がさしていましたし、収集イベも「自分の好きなキャラ」が報酬カードにならない限り走る意味が無かったのでその頃からもうほとんどやらなくなりました。

くろいシグはセガぷよ本編である20thで登場したキャラでしたし、それから一ヶ月おきに出てきたフェスもきいろいサタンやかわったエコロ、はりきるドラコなど、本編準拠のキャラだったのでいきなりぶっ壊れで登場して来てもまだ“許せる”余地があったので騙し騙しぷよクエをプレイしていましたが、レガムントという「最強のオリキャラ」がフェスとして登場してから完全にやる気がなくなり、ぷよクエをアンインストールしました。(マリンなパノッティが収集の報酬になった時は一時的に復帰したけどね)

フェス全盛の時代がしばらく続いたかに思えたぷよクエですが、転機が訪れます。本題の☆7システム実装です。

☆7はアルル達を救うが…

画像引用元:https://puyopuyoquest.sega-net.com/news/170808_39494.html

フェス全盛の環境に取り残さた非フェス達を救済するために導入されたのが、「☆7」というシステムでした。

既存キャラ達の最高レアリティを引き上げ、環境に取り残された非フェス達の性能を強化するというものでしたが、そのやり方も「同名カードの☆6を6枚集める」という今までとは少し違うものでした。

皆さんご存知の通りフェスは☆6の状態でガチャから出現するので「へんしん素材」を集める必要がありません。

これによってへんしん素材やそのクエストも不要となりかけていましたが、☆7が実装された事で、非フェスの☆6を複数枚作るためにへんしん素材クエスト周回が必須になりました。

☆7アミティ

非フェスのカード達はフェスと比べれば本体の複数枚入手も容易(魔導学校組にいたってはそれこそ召喚ポイントガチャや通常クエストからもドロップする)でしたし、ぷよクエ当初の「苦労してキャラを育てる過程を楽しむ」という環境が戻って来ました。

その“苦労”も「ワンチャン、フェスに匹敵する性能が手に入る」という労力に見合うものでした。まぁ、☆7になってもフェスに匹敵する性能を入手できなかったシリーズもいましたが、非フェスのカードを強化する「やり込み要素」として機能していたのは間違いなかったと思います。

現在でこそコスト40以下のワイルドさんは供給過多で有り難みが薄れていますが、実装当時は“貴重品”だったため、これ目的でイベントを走る意義も出てきました。いわゆる「豪華報酬」としての役目を果たしていたのです。「うまいやり方を考えたなぁ」と当時は素直に関心したものでした。(収集イベの報酬カード自体には興味がなくても、ワイルドさんを手に入れれば自分の好きなカードを強化できるのでイベントを走る意味が生まれる)

フェス環境に嫌気がさしてやめた私にとっては、「アルル達を☆7にしたい!」とぷよクエに復帰する理由になりまし、実際☆7になったアルル達(いわゆる“初代メンバー”)はフェスに負けず劣らずの性能で、彼女達をゲームの主力として再び使う事ができたのを嬉しく思いました。

…しかし、フェス登場から「ぷよクエ」は「ガチャから最強のレアカードを引いてギルイベで良い成績を残す」事が主目的のゲームと化していたので、その環境に適応した(カードの育成は「お楽しみ要素ではなく苦役な作業」だと思われている)ユーザーからは、なるほど、同名カードを最大で6枚も集めて育てなければならない「☆7へんしん」は糞面倒で手間がかかるだけの“イカれたシステム”だったのかもしれません。

かくいう私も「すずらん」の☆7実装と同時に彼らの襲来クエストが一週間限定で開かれた時は「25枚※ものカードを一週間で☆6に育てるとかできるワケねーだろ!」と匙を投げそうになりました(^_^;)

やはり「苦労してキャラを育てる楽しみを増やす」という事が☆7実装の目的だったのか、へんしん素材のドロップ率は低めでした。

※既に各キャラ☆6を1枚ずつ入手していたので育て直すのは25枚で済みました。

好きなキャラはともかく、あまり興味の無いキャラを☆7にするのはややしんどいものがあったのは事実だと思います。

しかし、それを解消するために「ワイルドさん」は実装されたのですし、当初は配布が少なかったそれも、☆7実装カードの増加とともに配布量を増やしていったのは良かったと思います。

そんなわけで、当初は「非フェスの救済措置、あるいはゲームのやり込み要素」として画期的であり、「一度はぷよクエを引退した筆者が再びこのゲームに戻って来る要因になった」のが「☆7へんしん」システムというものでした。

…そう、だったのですが…。

画像引用元:https://puyopuyoquest.sega-net.com/sp/news/180204_45370.html

既存カードの強化はユーザーにとっては嬉しいものですが、運営的にはそれでは利益が出なかったのか、戦乙女アルルを皮切りに「☆7は廃課金でフェスを更に強化する」事が主目的の要素に変わり果ててしまい

、現在ではフェスより更に上のフルパワーorアビリティを強化…というよりも、☆7にしなければギルイベの上級ボス相手には戦えなくなってしまいました(^_^;)。

元々は非フェスの救済措置だった要素で更にフェスを強化したり、取り戻しかけていた「キャラを育成する過程を楽しむ」環境を再び潰し、「ガチャから最強のレアカードを引かなければゲームが楽しめない環境を更に強化※」したのですから、現在の☆7へんしんシステムは“イカれている”と言えるでしょう。

※まぁ、身も蓋もない事を言ってしまえば、ソシャゲというのは本来そういうものなのかもしれません(^_^;)。また、オート化が進んで「過程」はどんどん省略され、「結果」だけを求める環境になっていった事は仕方が無いと思います。

以上、大変長くなりましたが、「現在はともかく実装当初の☆7へんしんシステムは決して悪いものではなく、フェスが最強過ぎた環境に再び“カードを時間をかけて育てる楽しみ”を提供してくれた有意義な要素だった」という話でした。

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コメント (4)
  1. ああああ より:

    個人的に現状のぷよクエは、星七フルパワー・アビリティを手に入れても「それが無ければ困る」というような場面は極めて少なく、
    フルパワーやアビリティ以外は「育成素材が腐るほど手に入るので育成の大変さもない(それでも無駄な節約の為に出来るだけ本体で星7にはするけど)」といった状況になってしまってるように思います。楽といえば楽ですが育成ゲーとしては楽しいのか、と言われると疑問です
    フェスに匹敵する使いやすさのカードは未だに出てきていますし特盛での上方調整もその一環なのかなとは思います

    1. akinoruiP より:

      ああああさん

      コメントありがとうございます。
      仰る通りだと思います。

  2. ぬくぬく より:

    今は一気にレベルマックス、とっくんマックス、ついには☆7への変身も一回でワイルドさん5回分選択できると言う風になりましたね。素材やワイルドさんの手持ちは飽和してるのでコスト40以下のキャラであれば、ゲットしてからものの数分とたたずに☆7に出来ます。スープラも同じステージ周回するだけだし(それすらチケット買えば自動で周回される)ただの流れ作業になってしまった。

    1. akinoruiP より:

      ぬくぬくさん。

      コメントありがとうございますm(__)m
      仰る通りです。

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