ぷよシリーズについて「ぷよSUNから人気が低迷し、セガのぷよぷよフィーバーから人気が盛り返した」とネットで解説されているのを度々目にします。
客観的な商業データとしては確かにそうなのかもしれませんが、ぷよSUNからぷよシリーズにドハマリした筆者としては、ぷよSUN〜ぷよBOXまでがコンパイルのぷよシリーズで楽しく遊んだ全盛期だったので、「え、そうだったの!?」と衝撃を覚えました。カルチャーショックみたいな?
そんなわけでこの記事では「人気が低迷していた」と言われがちなぷよSUN〜ぷよBOXまでのぷよシリーズの魅力について解説します!
新システム、太陽ぷよのおかげで大連鎖をしなくても相手に大量のおじゃまぷよが送れるようになった。
太陽ぷよは相殺するとふってくるおじゃまぷよの亜種のような存在なので、上級者からは邪魔者扱いされているが、初心者にとっては面白いギミックとして作用するだろう(少なくとも筆者は楽しく遊べた)
キャラごとに異なる連鎖ボイスやカットインが導入されたのも今作が初であり、ゲームルールは通で完成されたが、演出面は本作で一度完成されたと言えるだろう。この、キャラごとに異なる連鎖ボイスやカットインを見るのが当時は新鮮でとても楽しかった。
キャラクター達が2頭身のアニメーションでしゃべる漫才デモは、現代のセガぷよにも決してひけをとらないし、楽しい。
声優はプロではなく、当時のコンパイル社員さん達が務めている。アルルとシェゾはコンパイルのオーディションに受かった人が務めている。これについては賛否あるが、プロにひけをとらない取らない演技をしている方もいる。
ギャラリーでイラストが増えるのも面白い。
ぷよぷよシリーズ四作目の携帯ゲーム機版。ぷよ〜んの中では最後発ということもあり、他機種版で不評だった部分(蛇足なフィールド効果、ちぎりが遅い、投げやりなストーリー等)が改善されている。
ぷよ〜んのウリは「特技が使えるようになったこと」で、他機種版だとキャラごとにそれが固定されていたが、ぽけっと版は複数ある特技から好きなのものを選ぶことができた。
特技はゲームを遊ぶほど増える。
ギャラリーもあり、条件を満たすとイラストが見られるのも良かった(達成条件が他ぽけっとぷよぷよシリーズとの通信対戦と困難なものもあったが…)
音声の質はあまりよくないが、携帯ゲーム機版としては発の「キャラボイスが出るぷよ」で、出先でもぷよぷよが遊べるのは当時の筆者には画期的だった。
ルールは任意の特技が使える他、太陽ぷよが降って来たり、特定の特技を使うと鉄ぷよ(※)を降らせることができたりと、なかなかカオスである。
eスポーツのような、厳密にプレイの腕前を競う大会には向かないだろうが、一人で遊ぶ分にはなかなか飽きが来ずに長く遊べたし、パーティーゲームとしてもいいんじゃないかと思う。
良作ではあるのだが、ゲームボーイカラーのスペックの低さが悔やまれるので、無理を承知で言えば画像と音声を改善したリメイク版をSwitchで出して欲しいものである。
※おじゃまぷよと違って、隣接する色ぷよを消しても消えず、色ぷよを一定数消すと消える。
初代ぷよ~ぷよよんまでのルールが遊べて、最大4人プレイが可能(筆者は二人プレイまでしかしたことがないが)。
機種はプレステだが、メガドライブ版の移植らしく、操作性と音質が悪いのが欠点。
「ほりあてぷよぷよ」はセガぷよの「15th」や「20th」で収録された「はっくつ」と同じく、色ぷよに埋まった宝箱の周囲にある色ぷよを先に消した方が勝ちとなる。
「はっくつ」とはちがい、一人プレイができないのが難点だが、連鎖や同時消しの攻撃力が低く抑えられている「はっくつ」とは対照的に、連鎖や同時消しの攻撃力は通常(ぷよ通準拠?)どおりあるので宝箱をほりあてなくても、普通に連鎖で相手を倒すこともできる。
筆者的には「はっくつ」よりも「ほりあて」の方が駆け引きがあって好き。
特筆すべきは本作に収録されている「ぷよぷよクエスト」である。
これは、ぷよ勝負をしながら冒険するという、「ぷよぷよクロニクル」の先駆け的作品…ともいえるのだが、パーティ制ではなく、あくまで操作キャラはアルルのみ。
装備品によってルールが変わる(相殺ができるようになったり、ネクスト1,2ぷよが見えるようになったりする)のが面白く、サクサク進んで楽しい。マップ画面ではアルルが杖を使ってオブジェクトを壊したり、家のドアを壊したりと爽快感もある。欲を言えばもう少しボリュームが欲しかった。
パズルあってこそのこの界隈ですが、しかしだからこそ、この界隈の真骨頂はパズル以外のところにあります。
いつものせわしい「ぷよ勝負」を離れて、「アルル達や魔導世界」の魅力が存分に味わえるのが、以下の二本です。

アルル、ルルー、シェゾの3人が「すっごい魔法のアイテム」を入手するべく、突如できた謎の「ぷよぷよ遊園地」を冒険!
この界隈としては珍しいローグライクゲームで、豊富なギミックと、一部の技を使ったときの美麗演出が冒険を盛り上げる。
この界隈のファンで、アルルたちのことが好きなら絶対にプレイした方がいい名作。
筆者にとってはこのゲームとぷよSUNで楽しく遊んだ思い出が、メインキャラ一新後も「アルルたち」や「魔導世界」を求めてこの界隈を追いかける原動力になった。

ぷよキャラ版「ポケモン」みたいなゲーム。
アルルがカードになってしまった「ぷよぷよ」たちを「もんすたぁ」として使役しながら。ぷよたちをもとに戻すべく冒険する。
「ポケモン」と違って「もんすたぁ」のレベルは固定。「もんすたぁ」の入手手段はドロップ限定で、カードにジュエルを埋め込むことで「もんすたぁ」たちの強化や進化ができる。
「もんすたぁ」たちを筆頭に、本作にしか登場しないオリジナルキャラクターたちが多数登場する。
というわけで筆者が「ぷよシリーズ」を楽しんでいた全盛期のソフトたちの紹介でした。
MSX版「魔導物語1-2-3」や「はちゃめちゃ期末試験」は「ぷよフィ」発売後に復刻されたのをプレイしたので今回は紹介しませんでしたが、上記2本もおススメです。