精霊の里の一件で、フィア達はエガルドに「あんな大変なお使いがあるなら事前に言ってくれ」と抗議しますが、「精霊祭に必要だったから」と言いくるめられます。
一方、お互い不穏な空気を隠そうともせず、腹の探り合いをするウィスターとローズマリ。果たして本作の「黒幕」は一体誰なのか⁉
さて、ここからが本章「竜の姫君」の本題。エスカのもとには父の訃報が届きます。
しかしエスカは「あらそうでしたの」とあまり気にしていない様子。
竜人族の里から使いのベスタが来たことで、はじめてエスカが竜人族の姫だということに気づいたフィアたち。プレイヤー(筆者)はすでにファミ通などのキャラ紹介でエスカが王女であることはゲームのプレイ前から知っていたので、「え、知らなかったの?」という温度差があります。
…何故かここのスクショと他1枚だけがどうしてもブログにアップロードできなくて、他のスクショとは少し違う方法で取り込んだので何か絵がボヤけてしまいました💦このスクショと他のスクショ、何が違うんでしょうね…?
「エスカが一緒に来てくれないと里に帰れない」と嘆くベスタに同情したリヴァン先生の懇願もあり、エスカとともに竜人族の里に行くことにしたフィアたち。
谷を抜ければ「すぐそこ」みたいなことを言われたのに、谷を抜けてもなかなかつかないのでエスカに抗議すると
エスカ曰く、長くを生きる竜人族は生き方が大雑把のため遠くの道も近いかのように語るとのこと。
やっとの思いで竜人族の里にたどり着くと、なにやらみんな楽しそう。ベスト曰く、王が死んだことでみんなお祭り騒ぎなんだそう。
第一章でも少し話題になりましたが、「竜人族にとって死は終わりではなく、肉体という縛りから魂が解放されより上位の存在になる素晴らしきことなのだ」と改めてベスタから解説されます。
「選ばれたものたちで王の亡骸を食べるのが竜人族の葬儀だ」と聞いてトットは「なかなか強烈な供養の仕方だ」とドン引き。…まぁこれが普通の反応かも?
一方のウィルは「竜が食えるのか⁉」と嬉しそう。しかし、彼はベスタのいう「選ばれた者(王と特別に親しい者や認められた者)」ではないので、彼は王を食べられないそうです。
城に入ると、中で待っていたのは死んだはずのエスカの父でした。
さっそくエスカと口論になります。
彼の言動は「おおざっぱ」というより少し子供っぽい…?
…というか、死して頭蓋骨だけになっても存在し続けているというのは、もはや竜人族というよりアンデッドモンスターなのでは…?💀
エスカを自身の後継者にしたい彼女の父は、エスカにツガイを紹介します。
彼は、エスカのまたいとこであるガレルドでした。
彼女たちは、幼少期に一緒に遊んだこともある「幼馴染」のようです。
しかしエスカは「一番あり得ないチョイスですわ!」と怒り心頭。
一方のガレルドは、昔エスカから散々虐げられたことを今でも恨んでいるーー
…のではなく、「またあの頃のように虐げられたい」と願っているようです。
…角の生えたドMなダメンズって、こいつ完全に聖魔導終盤のギカティス様じゃねーか‼‼‼‼
いや、ギガティスと違って彼はサタンの後継的なキャラでは恐らくないだろうし、別にドMでもいいとは思うけどね。
ギガティスの婚約者であるクリオラ(ルルーの後継キャラ)はドMに目覚めてしまったギガティスを動揺しながらも受け入れようとしている感じでしたが、エスカは「これだから竜人族の男は嫌いなのですわ!」と一蹴!
フィアを自分のツガイだとして、王とガレルドに紹介します。
…いや、同族の男が嫌いだからって、人間の少女とツガイになりたがるエスカもなかなかぶっ飛んでいますけどね。
一旦城を出た後に、ガレルドと戦うことになりました。
彼はMなだけではなく、エスカの嫌がる顔が見たいドSでもあったようです。
いつもは天然ボケをかましているウィルでさえ、これには「ヘンタイ的な何かだ!」とドン引き。
二次元の世界ではドMでドSなキャラは特別珍しいわけでもないですが、ガレルドはギガティス様よりヤベー奴でした。たしかに、こんな相手とは結婚したくないかも😅
ガレルドを倒したフィアたちは一旦学校に帰り、里に戻ってもう一度エスカの父と決着をつけることに。
城に帰ってもう一度「私絶対に後は継ぎませんことよ!」と意地を張るエスカ。自身のツガイもあくまでフィアだと主張します。
そんな彼女への反論の中で、エスカの母が人間であることが判明します(もしかして彼女に角がないのはそのせい?)
父の言う通り「それなりの力」を示すため、「聖域の先にある儀式の間」を目指すフィアたち。
「力を示せ」なんて単純すぎない? と疑問を投げかけるリーナにエスカの回答は…
結局「強い者が勝つ」理論に落ち着くそうな。身も蓋もないけど一理あるかも…。
…魔導物語2時点のアルルとサタンみたいなエピソードですね。
なお、エスカの母親は魔法より先に拳が出るタイプの魔導師だったそうです。もしかして、エスカの母親はルルー…ではないと思いますが、ルルーみたいなタイプだったのでしょうか?
儀式の間にたどり着くとエスカの父によって用意された「霊薬」をフィアとエスカで互いに杯を交わすよう促されます。
「ずるがしこいお父様がこんなにあっさりと終わらせてくれるはずがない」と訝しみつつも霊薬を飲むエスカ。するとーーー
霊薬を飲んだエスカは竜の力を暴走させて覚醒。エスカの父曰く「フィアが飲む前だったのは計算外だった」との事ですが、もしフィアが先に霊薬を飲んでいたら一体どうなったのでしょうか?
エスカとの戦闘に勝つと、霊薬を飲んでしまったカーくんにフィアが突き飛ばされてエスカに衝突。
トットもフィアがエスカを倒したことを王様に伝えますが、エスカの父はあくまで負けを認めようとしません。
仕方がないのでエスカは「跡を継ぐ」とウソをつき、また一旦魔導学校に戻ります。
王の跡継ぎをする儀式をするフリをして、父がこの世にとどまっている結界(魔導の力)を切る計画を立てるエスカ。
リーナは「そんなことをしたらお父様は完全に消えてしまうのでは?」と心配しますが、エスカ曰く「その程度で消えるような柔な魂をしていませんわ」との事。
竜の里は大昔に作られた魔導装置による結界で守られているので、結界を壊せば竜人族の里はパニックになってしまいます。
それでも父を振り切ってみんなと一緒に魔導学校を卒業するにはこの手しかないと懇願するエスカに協力を決意するフィアたちなのでした…。
再び竜人族の里。聖域の最奥に竜人族以外を入れることに難色を示す王様。
するとエスカは、めちゃくちゃ大雑把な設定で王を納得させるのでした。
同い年の子供か…恐ろしいな😅
たどり着くと、そこに待ち構えていたのはベスタでした。
「エスカが素直に王位継承するはずがない」と考えていた父は、彼女をフィアたちへの刺客として用意していたのでした。
ウィルは「やっと竜と戦える!」と意気揚々と彼女に戦いを挑みますが、
トットもドン引きするほどあっけなくやられてしまいます。
ウィルを倒してしまい、申し訳なさそうにたたずむベスタ。
普段は苦労人なのに戦闘能力は高いということですね。国王の葬式でお祭り騒ぎする国民たち、聖魔導のギガティス様を彷彿させるようなドM(とみせかけてドSでもある)ヘンタイのガレルド、死してなお子供っぽい振る舞いで娘を困らせるエスカの父と、「竜人族は曲者だらけ」という感じですが、彼女が一番ギャップが効いている「良いキャラ」だと思います。
ベスタとの戦闘に勝利すると彼女は「療養を口実にしばらく寝て過ごせるかも?」と少し嬉しそう。
よほど仕事が嫌or疲れているのか、「竜人族最強の戦士」としての誇りはあまりないようです。
一方、ベスタが敗れた今、エスカの父にはもう残された手がありません。
必至で命乞い(もう死んでるけどw)をしますが…
エスカは「最強生物だからって余裕ぶっこいて引きこもっている者たちに喝を入れてやる!(要約)」と啖呵を切って結界を消してしまいます。
結界が消えたことで、魂だけの彼はついに存在を維持できなくなり、消滅してしまいます。
エスカ曰く、「これでお父様も数十年はでしゃばってこないはず」との事ですが、結界がないとこの世に干渉できないのなら、竜人族にとっても「死」は葬式でお祭り騒ぎをするほどめでたいことでもないのでは? まぁ誰も結界がなくなる(しかも自国のお姫様が意図的に消す)ことなんて想定していなかったんでしょうね😅
エスカは「フィアちゃんとの初めての共同作業でお父様を倒した!」と大喜びです。
…少し前まで決闘で負かして食べようとしていた相手をツガイだと宣言し、そんな相手とのはじめての共同作業が自身の里を守っていた結界を壊すことーー。
曲者揃いの竜人族の中でも、エスカが一番の曲者なのは間違いなさそうです。
何を「魔導らしさ」と定義するかはファンの間でも相当意見が割れるところだとは思いますが、筆者は「魔導物語」の一番の魅力は「ぷよシリーズだけでは分からなかったアルルたちの物語や設定が深堀されていること」だと思います。
この章では「竜人族の里」が物語のメイン舞台となり、「竜人族」のことが深堀されています。
…しかし、ここで描かれているのはあくまで「エスカたち新しい竜人族の姿」であって、旧作に登場する竜人族のドラコとは全くの無関係だと思われます(「生き方がおおざっぱ」というのは共通しているかもしれませんがw)
そんなわけで「魔導らしさ」はあまり感じなかったのですが、上述の通り色々なことが起きたのでコメディファンタジーとしてはまぁまぁ楽しめました。
ぷよ通のアルルは隠しエンディングで「でもすごいなぁ。この世界にはぼくの知らないことが沢山ある。きっとまだ、変な人たちが沢山いるにちがいないよ!」と魔導世界について思いを馳せていました。
まさしくこの章はそんな感じだったので、「竜人族の里に行けば、あなたが会いたがっていた(?)変な人たちが沢山いるよ!」とアルルに教えてあげたいですねぇ。
「竜人族の里」は前章の「精霊の里」のダンジョンと比べて足場が悪いところが少なかった(動く床がなかった)ので、前章ほどのストレスは感じませんでした。…しかし一方で、「階層ダウジング(マップ画面表示)」のアイテムを使用しようとして間違えて「脱出用簡易魔法陣」を使用してしまった時は軽く絶望感に襲われましたw 脱出アイテムを使ったら即ダンジョンを降りるのではなく、「わくぷよ」の時みたいに、非常口の上に載ってから脱出する・しないを選択させてほしかったですねぇ…😰
各章ごとの感想を書くのに少し疲れて来たましたが、なるべく小まめにまとめるようにしないと他でもない自分が本作の内容や感想を忘れそうなので、今回も頑張って記事を作成しました。
こんにちわ
エスカ、他の竜人達と比べて褐色裸じゃないし人っぽいのは混血児だからなんだと納得したリアタイ
上の兄弟がいるなら彼らに継承させれば良いのにと思ったりしました( ̄▽ ̄;)
てか親父に強制されて反発しているのにフィア巻き込むなよって思いましたね…(親にやられて嫌なことを他人にするなと)
では失礼します