ぷよぷよファンブログ

本当は怖い!?蒸気都市のカーバンクルストーリー解説

※この記事には「魔導物語2」のネタバレが含まれます。本作をこれからプレイする予定のある方はプレイ後の閲覧をおすすめします。

タイバニコラボ2がもうすぐ始まりますがそんな事より(?)「蒸気都市のカーバンクル」のストーリーを今更読んだらなかなか凄い展開だったので解説&感想をば。

それ、狙ったらアカンヤツ

本家ぷよシリーズとは全く異なる世界観、キャラクター達の設定を持つ蒸気都市。

本家の世界ではサタンの元ペットで今はアルルの相棒的存在ですが、蒸気都市の世界では…

アミティ「あの大人気歌手・カーバンクルの生歌をやっと聞けたんだもん!」

なんと売れっ子歌手になっており、サタンだけではなく、アルルやアミティにとっても憧れの存在に。

サタン「そう! そうなのだよ!!カーバンクルちゃんの魅力は!!」

変わらないのはサタンのカーバンクルへの執着と、そんなサタンへの塩対応なカーバンクルとです。

本家と同じく、人一倍カーバンクルに羨望の眼差しを向けていたのはサタンかと思いきや…

レムレス「あの額の宝石…もっと近くでみたいなあ…」

なんとレムレスがカーバンクルの宝石に興味津々! 視線の主は彼だったという展開です。

レムレス「いくら積めば譲ってくれるだろう…? どうにかして手に入れることはできないかなあ…ぶつぶつ…」

それもかなりご執心。いや、一見何気ないセリフですが、旧作ファンとしてはなかなか恐いセリフです。

…というのも、「魔導物語」では以下の様な設定になっていたからです。
「伝説の宝石カーバンクル(後に「ルベルクラク」へと名称変更。以下、「ルベルクラク」で統一※)」を手に入れるため、ライラの遺跡へとやって来たアルル。

そこで待ち受けていたのは、遺跡の主、サタンだった。

遺跡を攻略し、自身の元へと訪れたアルルを「妃にしよう」と考えていた彼でしたが、彼女が「ルベルクラク」を狙っていると知ると態度を一変!

何故ならそれは彼の愛するペット「カーバンクル」の「命の源」だからだ。

カーバンクルを守るため、また、アルルを力ずくで妃にするため彼女へ襲い掛かるサタン。しかし返り討ちにされる。

サタンを倒し、「ルベルクラクの真実」を知ったアルルはカーバンクルの額からそれをもぎ取……る事はせず、「伝説の宝石」の代わりに「小さな相棒」を手に入れて現在へ至ります。

※元々は「カーバンクル」本体と額の宝石が同一の名称だったのだが、後に宝石の名前は「ルベルクラク」と設定され、カーバンクル本体とは別の名称になったという意味。

…まぁ、つまり、額の宝石を失うと、カーバンクルは死ぬんですね。

レムレス「いくら積めば譲ってくれるだろう…? どうにかして手に入れることはできないかなあ…ぶつぶつ…」

蒸気都市の事ですから旧作や本家シリーズとは設定が異なるのかもしれませんし、レムレスは勿論、ライターさんにもその意図は無かったのかもしれませんが、旧作のその様な設定を知っている身としてはレムレスがカーバンクルの命(の源)を狙っているようにしか見えず、「大金を積めばワンチャンゆずってもらえるかも…」と無邪気に考えている彼の姿に「絶対ダメ―!😱」と少し焦ったのでした(^^;)。恐いよレムレス…😂(本人に悪気は無いんだろうけどね)

しかしよくよく考えると、カーバンクルごとサタンのもとを離れ、アルルの手に渡った「伝説の宝石」を誰も狙おうとしなかった旧作の方が不自然だったのかもしれません(^_^;)。…いやまぁ、「ルベルクラクを狙う者」が現れたらサタンが見過ごすはずがないので、アルルやプレイヤーの感知しないところでそれを狙う刺客たちを彼が葬っていたのでしょう…多分💧(本家の世界では宝石に興味がなくて良かったね、レムレス!)
※魔導物語3では、ルルーがサタンとの婚姻の証でもあるカーバンクルを連れたアルルを見て「あなたサタン様と結婚したのね!」と勘違いでブチ切れてアルルを襲って来たことはあったけどね。

この世界のサタンは魔王ではなく、ラフィーナにカンタンに連行されてお仕置きされてしまうくらいなので、何も恐れることなく「カーバンクルの宝石」を狙えますね!

(本家では魔王であるはずのサタンが、本家では魔導学校の一生徒に過ぎないはずのラフィーナからカンタンに倒されてしまうのも凄い世界だと思います^^;)

そんなワケで、魔導物語からぷよぷよ、ぷよクエへと色々と姿形を変えながらも30年以上続いてきた物語の「一番最初のお話」の肝であり、今日まで続く「くされ縁」の元となりながらも、その後誰かに狙われたり深堀されたりすることなくほとんどスルーされて来た「カーバンクルの宝石」を、あれからリアルに30年以上経って本家とは別の、蒸気都市の世界で欲する者が現れた、というのはなかなか面白い展開だと思います。

※真魔導物語ではルベルクラクと色違いの宝石を出して何かしたかったらしいのですが、残念ながら版権の問題でその辺のお話が描かれる事は叶いませんでした。

リニューアル以後、なかなかシビアな展開が続く「ぷよクエ」ですが、こういう「新たな発見(?)」があると「このゲームで遊んでいて良かった」と思います。

レムレス「その宝石、欲しいなあ…」カーバンクル「ぐぐっ!?」

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