ぷよぷよファンブログ

まさかの賛否割れ!? はいいろのレムレスを救いたい…!

レムレスは人々に災厄をもたらす者か、笑顔をもたらす者か

いやさすがにその表情(カオ)でそのセリフはちょっと怖いwww

人気キャラにも関わらず、ぷよクエだと蒸気都市以来なかなか強いカードに恵まれなかったレムレスですが、今回ついにつよつよ性能で「はいいろのレムレス」が実装されました!

レムレスファンはさぞ喜んでいることだろう…と思い気や、賛否割れているようなので驚きました。

この記事ではそんなレムレス対する、筆者なりの見解を述べたいと思います。

ぷよチュー登場当初への原点回帰としての「はいいろのレムレス」

はじめに断っておくと、筆者はコンパイル時代の思い出が一番大事な懐古厨ではありますが、セガぷよキャラの中ではレムレスが一番好きです。去年の人気キャラ投票ではドラコやサタンを差し置いてレムレスに投票するくらい、彼には思い入れがあります。

で、そんな懐古厨の筆者的には、本物(オリジナル)と正反対の性質をもつ「そっくりさんキャラ」というのはコンパイル時代から存在していたワケで、今回登場した「はいいろのレムレス」もそんな古からの流れに乗って登場した新キャラ、という印象です。

お掃除大好きなキキーモラとは対照的に、汚すのが大好きなブラック(現くろい)キキーモラ、近年のセガぷよでは、愛したいアリィと奪いたいラフィソル、善の大魔法使いであるローザッテと悪の大魔法使いである異邦ローザッテが登場していましたが、賛否割れるという現象は見たことがなかったので、今回はいいろのレムレス登場で賛否割れした事を少し不思議に思っています。

それだけ15th以降の「みんなの頼れるお兄さん」的なレムレスを愛していた人が多かったということなのかもしれませんが、彼はデビュー作である「ぷよぷよフィーバー2」登場当初は現在ほどの優男ではなかったと思います。筆者はどちらかというと後者の方のレムレスが好きで、15th以降のレムレスには少し物足りなさを感じていたというのが本音ではあります。

SNSでは「はいいろのレムレスが開眼したこと」や「賛成か反対か(好きか嫌いか)」ということばかりが話題になっているように見えますが、「はいいろのレムレス」は「ぷよぷよフィーバー2」登場当初のレムレスへの原点回帰という面もあるように思えます。

その象徴的な描写は、20th以降(ウィッチと被らないために?)変更されてしまった彼の持ち物が、杖から箒に戻っていることです。今のレムレスの分身(そっくりさん)であれば、持ち物は杖が妥当でしょう。しかし箒になっているということは、彼は(異邦ローザッテと同様)現在のレムレスではなく、過去のレムレスを模倣した「そっくりさん」なのだと思われます。

また、「人をお菓子の魔法を変えることが得意」と紹介されており、ストーリー上でもそれが再現されていました。

SNSではこの事について難色を示す意見も散見されましたが、オリジナルのレムレスもまた、ぷよチュー(とドラマCD)でさかな王子を異形の姿(さかな)へと変えた張本人です。

また、クルークが紅い魔物に憑りつかれるキッカケを作ったのもレムレスです。

ぷよチュー登場当初の彼は「みんなの頼れるお兄さん」というよりも、「サタンの後継キャラなのではないか?」と思うほどの「ちょっと困ったお兄さん」だったわけです。

ところが15thでそれが一変します。

ぷよチューでは(黒魔術をもじったと思われる)「月刊クローマージュ」で特集を組まれるほど闇の魔法に精通していたはずっだったレムレスでしたが、15thで闇の魔導師シェゾと対峙した彼は自身を「光の属性、彗星の魔導師」と自称します。現在では彼の代名詞として当たり前のように使用されている「彗星の魔導師」という肩書も、ぷよチューではなく15thが初出でした。

ここから彼は「トラブルを起こす側」ではなく、「トラブルを解決する側」に回るようになりました。

つまり、「はいいろのレムレス」登場以前に、レムレスはぷよチューと15thで設定が(割と正反対の方向に)変化していたキャラだったという事です。

クルークは「レムレスはみんなの笑顔が好きなんだ!」と断言していましたが、当のレムレスが「みんなを笑顔にするのがぼくたち魔導師のお仕事さ」とさわやかに語るようになったのも15thが初。ぷよチュー当時はそんな事は言っておらず、むしろ自分のせいでクルークに起きたトラブルを楽しんでいるかのような節さえありました。

そして「はいいろのレムレス」は、ぷよチュー当初のレムレスのように、「トラブルを起こす側」のキャラとして描かれています。
※5/6追記:再度ストーリーを読み直したら行き来できるようにした犯人はイッセンでした。すみません…。まぁ、「みんなを振り回してはいる」という意味では「トラブルを起こす側と言える」ということにしておいてください💦

つまるところ、「はいいろのレムレス」がオリジナルと決定的に違う点は「悪意があるか否か」この一点に尽きると思います。

異邦の世界はファントムゾーンの再来なのか?

「はいいろのレムレス」は異邦の世界に住む、もう一人のレムレスで間違いないと思います。

現在公開中の「ホップステップワープの世界 第6章」にて、「異邦の世界」は「オリジナルの世界を制するための異邦人を生む役割を持っている世界」だと異邦ローザッテから語られました。

異邦ローザッテや「はいいろのレムレス」がオリジナルとは正反対の悪意マシマシなキャラになっているのを見るに、異邦の世界は「魔導物語 はちゃめちゃ期末試験」に登場したファントムゾーンの再来のように筆者には思えます。

©D4エンタープライズ,SEGA

ファントムゾーンはアルルが自身の「ドッペルゲンガー」と遭遇した空間であり、

不安な気持ちや恐怖心を増大させ 全てを 闇に吸い込んでしまうところ…。そして…自分自身の暗黒面を具現化される空間でもあるんだよ…

…と、ドッぺルゲンガーアルルから説明されています。

ファントムゾーンが本当にその説明通りの空間だったのかは疑問の余地がありますが、異邦ローザッテや「はいいろのレムレス」が悪意マシマシなキャラとして描かれているのを見るに、異邦の世界はファントムゾーンのように、当人の負の感情を増幅させて具現化させる空間なのかもしれません。

そして「はいいろのレムレス」は、レムレスは本心では自分のことが大嫌いだと語るのですが…。

いや、さすがにそれはないwww

ぷよチュー登場当初のレムレスは自分が天才であることを内心鼻にかけており、月刊クロマージュのインタビューにはノリノリで応え、ちゃっかりサインもしている始末。そんな子が自分の事を嫌いなわけないんですわwww

…しかしもし、本当に今のレムレスが自分のことを嫌いなのだとすれば、それはやはり15th以降の設定変更が影響しているものと思われます。15th以降の彼は、闇の魔法に精通し、みんなのトラブルメーカーだった過去(ぷよチュー時代)の自分を悔いているのでしょうか…?

「はいいろのレムレス」とは、そんな彼の後悔が異邦のチカラで増大し、具現化した存在なのでしょうか…?

異邦ローザッテとの関係性はどちらが上でどちらが下ということもなく、対等な関係のようです。両者戦うも、結果は引き分け。

「はいいろのレムレス」は異邦ローザッテからも「さぞかし強いのチカラの持ち主のようだ」だと認めてもらえました! 異邦の世界の創造主の分身から認められたのだから、なかなか名誉なことだと思います。「はいいろのレムレス」本人も「お褒めに預かり光栄だよ」とまんざらでもなさそう。

もし今後、二人が意気投合してプワープアイランドに攻め込んで来たら大変なことになりそうですね😅

オリジナルの尊厳

オリジナルに対して悪意マシマシな「はいいろのレムレス」。

この界隈で本物と分身(ドッペルゲンガー)同士でイチャイチャラヴラヴ(?)しているのはアリィとラフィソルくらいで、それ以外は対立関係にあるので、「はいいろのレムレス」がオリジナルのレムレスを憎んで倒そうとしていても何ら不思議ではないと思います(当のラフィソルも登場当初はアリィを取り込んで消そうとする敵でしたし…)。

オリジナルのレムレスも、自分の「そっくりさん」が好き勝手暴れているのを黙って見ていたわけではなく、ちゃんと対峙する場面が用意されていましたし、

「本物」はオリジナルのレムレスの方だということが描写がされていました。

クルークは「はいいろのレムレス」が偽物だと見抜いていた。偉いぞ!

「いやそんなの当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、「真魔導物語」では、アルルの方がドッペルゲンガーアルル(=リリス)の後継者、そっくりさん的な立ち位置に落ち着いてしまっていたのですよ。

勿論、オリジナルの「魔導物語」ではドッペルゲンガーアルルの方がアルルのニセモノだったのですが、それをアレンジした「真魔導物語」では逆転現象が起きてしまったのです。

でも今回はそんなことはなく、オリジナルは(私たちの知っている)レムレスの方だと描かれていました。

ゆえに、オリジナルレムレスの尊厳は決して損なわれることなく、ちゃんと保たれていると思います。

まとめ

  1. ぷよチュー当初のレムレスは人々に災厄(トラブル)をもたらす、闇の魔法に精通した魔導師だった。
  2. 15thから「光の属性 彗星の魔導師」を名乗るようになり、「みんなを笑顔にする魔導師」に変わった。
  3. 「はいいろのレムレス」は「ぷよチュー」当初のレムレスへの原点回帰的側面もあると思われる。
  4. 「はいいろのレムレス」がオリジナルを敵視しているのは彼だけが特別異常なのではなく、むしろ普通。
  5. 「はいいろのレムレス」が登場したからと言って、オリジナルの尊厳が損なわれたわけではない。

念のため断っておくと、筆者は否定派の方々に「だからはいいろのレムレスを受け入れろ」と言いたいわけではありません。

「はいいろのレムレス」は聖人君子がいきなり暴君へと変貌したわけではなく、(本人に悪意があることと開眼することを除けば)彼のデビュー作である「ぷよチュー」当初のレムレスに寄せた感じの分身なのだと思われます。

今の公式がレムレスのキャラクター性を無視して見た目だけ寄せたテキトーな別人をこしらえたということはないと思います。

ただ、「本物のレムレスの強いカードが欲しかったのに、見た目だけ似ている別人の方がぶっこわれ性能で実装されてショック」という気持ちは分かります。

今度は「そっくりさん」ではなく、「本物のレムレス」の方を強い性能のカードとして実装してください、ぷよクエ運営さん…。

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