ぷよぷよファンブログ

【ぷよフィ】アコール先生のご褒美とは一体なんだったのか?

ぷよぷよフィーバーのメインキャラ一新から約20年。

「『フィアと不思議な学校』をクリアしたらここ20年間のこの界隈の思い出総括を書こう」と思っているのですが、ゲームをプレイする時間がなかなか確保できず、魔導フィアの総括すらできていないのが申し訳ないです。

今回は「魔導フィア」をクリアしたら書こうと思っていた「この界隈の20年間の思い出総括」の一環であり、「ぷよぷよフィーバー」のアコール先生についての考察です。

まずはじめに、筆者は彼女のことを「レムレスと双璧をなすぷよフィ世界のサタン(黒幕)」だと思っています。

…というか、ぷよフィ当時のアミティが並行世界のアルルとして描かれていたことが確定的であるのと同じように、アコール先生がぷよフィ世界のサタンとして描かれていることも確定的だと思います。

レムレスは「15th」以降は「闇の魔導師」シェゾのライバル的「彗星(光の)魔導師」という方向に設定変更された感があり、ぷよチュー当初のようなサタン(黒幕)感は現在ではすっかりなくなってしまいました。

一方、アコール先生のサタン感は現在も健在で、ぷよクエでは「カーバンクルの着ぐるみを来た黄色いサタン」と対をなすかのように「ポポイの着ぐるみを来たアコール先生(おおきいポポイ)」が実装されていたり、直近の「幾星学園」では初代のメンツを手玉にとって裏で操るという、完全なサタンムーブを披露したりしていました。

そんなアコール先生の、「ぷよフィ」当時の思惑を考察するのがこの記事の趣向です。

ご褒美の正体はハンマーにあらず!?

「ぷよフィ」当時は「アミティたちに自身の持つ飛翔の杖をなくしてしまった。見つけた人にはご褒美をあげます」と言うものの、それを見つけたアミティにはご褒美を与えず、杖を見つける過程でポポイの正体に気づいたラフィーナには「ご褒美と称して後頭部をハンマーで殴る」という衝撃的な結末を迎えたので、「アコール先生のご褒美とはハンマーの一撃のことだったのだ」という解釈が当時は主流だったと思う。

実際、当時発売された公式(※)アンソロ「ぷよぷよフィーバー4コマKINGS」では、その事を描いた漫画も登場する。

※SEGAの著作権マークがあるため「公式の著作物」として紹介したが、漫画の内容はあくまで各漫画家が「ぷよフィ」を原作にして描いた二次創作である。

©SEGA、株式会社DNA、都並みなと ぷよぷよフィーバー4コマKINGSより引用

しかし、巷で言われていた通り、「ハンマーの一撃」がアコール先生が当初から用意していた「ご褒美」だったとは筆者は思わない。

作中ではそれがなんだったのか最後まで語られることはなかったが、いくらなんでも「最初から生徒を殴る目的で事件を起こす」ほど、アコール先生は酷い教師ではないだろう。

「ポポイとの関係がラフィーナに思いがけずバレてしまったので仕方なく(?)ラフィーナも頭を殴って記憶を消し、当初予定していたご褒美もあげず、この騒動そのものをなかった事にした」と見た方が自然だと思う。

では結局、アコール先生が当初予定していたご褒美とは何だったのだろうか?

それがこの20年間、まったく分からなくてモヤモヤしていたのだが、改めて設定を見直して筆者は一つの仮説にたどり着いた。

「ぷよぷよフィーバー」は、当時「メインキャラを一新した新時代のぷよぷよ」として発売されたわけでが、「世界観は魔導物語と同じ」と当時の公式は公言していた。

つまり、「ぷよフィ」はメインキャラを一新した「新しい魔導物語」でもあったのだ。

そしてアミティは「ぷよフィ」世界のアルルで、アコール先生はサタンである。

シリーズ一番最初の「魔導物語2」では、サタンを倒したアルルが自身への褒美にするかのようにサタンのもとからペットのカーバンクルをさらって自身の相棒にしてしまった。

ここまで説明すれば筆者の言いたいことが分かった人もいるのではないかと思う。

そう、アコール先生が当初アミティ(たち)に渡すつもりだったご褒美とは、カーバンクルのことだったのではないか?

「ぷよフィ」をプレイしたことが無い人は意外に思うかもしれないがーー筆者も当時は不思議に思っていたけどーー「ぷよフィ」のカーバンクルはアルルとは行動をともにしていない。

ではどこにいるのかというと、ラフィーナに追い詰められたアコール先生のことを庇うかのように、先生の背後から出てくるのである。

©SEGA

©SEGA

つまり「ぷよフィ」のカーバンクルはアルルではなく、アコール先生のもとにいたのだ。

例の「ぷよぷよフィーバー4コマKINGS」では、ぷよフィ世界に迷いこんだカーバンクルを、アコール先生が保護して飼育している姿が描かれた漫画もある。

©SEGA、株式会社DNA、忍豚 ぷよぷよフィーバー4コマKINGSより引用

「ぷよフィ」のゲーム内ではこの4コマのようにカーバンクルがアコール先生に飼育されている描写はないが、この時のカーバンクルはアコール先生に保護されており、だからこそ、アコール先生の危機(?)に駆け付け、ビームでラフィーナと応戦し、その後ぷよ勝負したのではないだろうか?

©SEGA

ご褒美の考察まとめ

アコール先生は異世界からやって来た貴重な生物カーバンクルを発見し、保護していた。

それが同じく異世界からやって来たアルルの相棒「カーくん」だということを当時は知らなかった彼女は、自身が課した課題(飛翔の杖を見つける)をクリアした優秀な生徒に、「ご褒美」と称して譲渡し、お世話をさせるつもりだったのではないだろうか?

しかし、色々あって予定が狂ったので、ラフィーナの記憶を消し、この騒動そのものをなかったことにしようとした……。

あくまで筆者が立てた仮説に過ぎないが、そう考えると、色々不明瞭だったあのストーリーがすごく腑に落ちるような気が個人的にはするのだった。(もしいつか、公式からこの仮説が否定される日が来たら笑ってくれ)

なにはともあれ、「ぷよフィ」が「魔導物語」の平行世界で、アコール先生が「並行世界のサタン」であるならば、そこに迷い込んだカーバンクルが最初に出会った人物がアルルではなく、アコール先生だったのは必然だったのかもしれない。

©SEGA、株式会社DNA、忍豚 ぷよぷよフィーバー4コマKINGSより引用

※カーくんを見つけて保護する、4コマKINGS内のアコール先生。「ぷよフィ」の原作ゲームのストーリーを補完するかのような、面白い漫画だった。

2/27追記:その後もう少し考えてみたけど、アコール先生が平行世界のサタンなら、「とくに意味はないけど気まぐれで事件を起こして、そのことがラフィーナにバレてしまったのでうやむやにした」と考えた方が無難かもしれない。つまり、やっぱりご褒美なんて最初からなかったって事!(チーン…😅)

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