ぷよぷよファンブログ

聖魔導物語の思い出

聖魔導物語

皆さんは知っているかしら? 「聖魔導物語」というバグまみれローグライクゲームのことを!


出典:https://youtu.be/Rp9L435UnhQ

2013年にPSVitaで発売された本作は「ぷよぷよ」シリーズの原点である「魔導物語」のリニューアル作品としてファミ通でも何度か特集が組まれ、筆者も期待していたのですが、蓋を開けて見ればバグまみれ・システムとストーリーのズレ等、色々残念な点が目立つ作品でした。(その後、修正パッチで幾度か改善されるものの強制終了エラーは直らなかった模様)

「ローグライクゲームとしては難易度が低く初心者でも遊び易い」と評価されている面もありますが、それなら「ポケモン不思議のダンジョン」の方がより難易度が低いですし、バグも(ほぼ)なく快適に遊べます(^^;)(筆者が遊んだ「ポケダン」はDSの「空の探検隊」だけですが…)

バグの多さに加え、「魔導師の物語」なのに魔法や杖がオマケ扱い、スキル取得がランダムで自由度の低い攻略性など、はっきり言って「クソゲー」の領域に片足を突っ込んでいる本作でありますが、それでも筆者がある意味本作に特別な思い入れがあるのは、今のところ本作が唯一「コンパイル消滅後に出た魔導物語の新作ゲーム」だからです。

コンパイルぷよの後継パズルゲームはセガのぷよシリーズを筆頭に、アイキから出た「ポチッとにゃ~」、コンパイルハートから出た「たころん」、コンパイル○から出た「にょきにょき」など色々あるわけですが(勿論筆者は全てプレイ済み)、「魔導物語」を元ネタとする(パズルゲーム以外で出た)後継ゲームは現状「聖魔導のみ」という事です。

なお、「ぷよフィ」や「ポチにゃ」も世界観は「魔導物語」と同じで、とくにアミティ達は魔導学校に通っていることから「ぷよクエ」ユーザーたちから「魔導組み」と呼ばれているわけですが、その「魔導」という言葉は元々「魔導物語」から来ています

聖魔導物語

©2013 COMPILE HEART / Zerodiv © D4Enterprise Co.,Ltd. 出典:https://www.compileheart.com/seimado/dlc/index.html

「ぷよフィ」のアミティ達がアルル達を基にデザインされつつも大胆なアレンジがされているのに対し、「小動物を連れた元気いっぱいの魔導師見習いの少女(もちろんボクっ娘)」、「主人公に求婚する魔王」、「魔王に求婚する美女」、「皆からヘンタイ扱いされている闇の魔導師」など、字面を見ても分かる通り、もっとどストレートにアルル達の設定を踏襲しているのが「聖魔導」のキャラクター達です。(実際にゲームをプレイしてみると彼らもアルル達のトレースではなく色々アレンジされてはいるのですが)。

そしてお気づきいただけたでしょうか? 「聖魔導物語」が発売された2013年といえば「ぷよクエ」のサービスが開始されたのと同じ年だという事を!

現在も(さまざまな紆余曲折を経つつ)愛され続けている「ぷよクエ」と、もはやすっかりゲームの歴史に埋もれてしまった「聖魔導」、二作品の命運を分けた要素は色々あるのでしょうが、この記事で「聖魔導」をプレイ済みの方は本作の事を思い出して頂き、未プレイの方には「ぷよクエ」の遠い親戚にはそんなゲームもあったのだ、という事を頭の片隅に入れて頂ければ幸いです(^^;)

コンパイルハートさんには、「聖魔導」の反省を生かして、また新しい「魔導物語」と名の付くゲームを作ってほしいところです。

※ちなみにゲームシステム的には褒められる点が少ない本作ではありますが、反面BGMはとてもいいです。サントラは現在でも時々聞いています。


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コメント (5)
  1. イクリプス より:

    2013年当時はおそらくセガの承諾が降りなくてアルル達を主役にできなかったのでしょうが
    今は魔導の復刻の許可も次々出してくれるようになったわけですから
    そろそろ魔導物語新プロジェクトの開始を期待したいですよね!

    1. akinoruiP より:

      イクリプスさん、こんにちは。
      「聖魔導物語の記事なんて今更書いたところで需要なさそう(^^;)」と思っていたのでコメントを頂けて嬉しいです(笑)

      恐らく「ぷよクエ」のヒットによるところが大きいのでしょうが、「魔導物語」が次々復刻された事も驚きでしたよね。

      「聖魔導」は新生魔導物語の命運を分けるゲームだったのに、何故あんなお粗末な出来になってしまったのか、理由はよく分かりませんがとても残念です。(ファミ通でコンハさんは「やっとやりたかった事が実現できた」と仰っていたのに…)

      アルル達の新しい魔導物語が出てくれるのが理想ではありますが、「それは版権的に厳しいかな~」と思っています(^^;)
      とはいえ、聖魔導でコケたププルたちをもう一度出したところで(私のような一部のマニアを除き)売れるとも思えないので、「また頑張って新キャラや新世界を作って欲しいな~」と思っています。
      もし本当に、願い叶って魔導物語新プロジェクトが開始されたら、今度こそ魔法が存分に扱えるゲームでありますように( ̄▽ ̄;)

  2. 通りすがりA より:

    こんにちは
    聖魔導の記事を見た時すごいテンションが上がった思い出が
    開発のゼロディブは悪名高い会社で発売前からクソゲー疑惑はありました(;’∀’)
    設定資料集目当てで限定版を買ったんですが、思ったより小さい上にモノクロでかなり残念でしたね(´・ω・`)
    ちゃんとした設定資料集を待ってたんですがとうとう出ませんでしたね・・・
    某サイトさんの感想読むのが凄い楽しかったです
    キャラ設定はほぼそのままですが実際はアルル達とは全然違ってたのは良いなと思ったんですが、くぅちゃんは最後まで好きになれませんでした(笑)
    くぅちゃんはシナリオでもダンジョンでもウザ過ぎて「こいつ生きたまま解体してカレーの材料にしちまえ」と何度も何度も思いました(カーバンクルも似たようなことしてもムカつかないんですけどね)
    ゼオも悪いことしてないのに理不尽にボロクソ言われるのももやもやしましたね(;´Д`)
    プニィもあんま好きじゃなかったです見た目は可愛いですが中身はクソガキで格好も卑猥なのも 没案の巫女服でいいじゃんと思ってます
    魔導師なのに魔法はおまけ&糞長い最終ダンジョン&エラーバグは擁護できないですよね

    私もアートワークコレクション買いましたよ!思ったより良かったです
    コンパイル時代のイラストが載ってたのに驚いて
    版権はセガにはないと言われてたわくぷよが少ないものの載っていたことに衝撃が!
    サキュバスもちゃんとコンパイル時代の案もあったんだとちょっと嬉しかったです

    では長くなりましたが失礼します

    1. akinoruiP より:

      通りすがりAさん、こんにちは。
      コメントありがとうございますm(__)m

      聖魔導物語はファミ通が色々特集を組んで盛り上げてくれたのに、クソゲー寄りのゲームになってしまって本当に残念でしたよね…(ノД`)・゜・。

      ゼロディブの事は本作を期に知りました。コンパイルハートはどうしてそんな会社に開発を任せてしまったのか、理由は分かりませんが残念です。もっといい会社を選んでほしかったですorz
      私も設定資料集目当てで限定版買ったのですが、見る人の事を考えていない内容でしたね(-_-;)。限定版は店舗特典でテレカ付きのものを買ったので、2000円の余剰金は限定テレカに消えたのだと思うことにしていますw

      某サイトさんの感想→私も楽しく読んでました。そしてこの記事を読む前にまた一通り読み返していました。全てに同意というわけではないですが、あの読解力の高さはさすがだと思います。自分では気づかなかった発見が色々あるんですよね。

      聖魔導キャラたちは、見た目こそアルル達と違うものの中味はアルル達とほぼ一緒というか、「新キャラの皮を被ったアルルたちそのもの」というのがプレイ前の印象でしたが、実際にプレイしてみると色々差別化が図られていて、そこが面白かった反面、残念に思ったところもありました。一番分かりやすいのはギガティスですね。サタンの後継キャラに何故「M」要素を付与してしまったのか…。「たころん」の時から思いましたが、素直に「かわいい」or「カッコイイ」と思えるキャラをストーリーで描けないのがコンハさんの悪い癖だと思います。
      もちろん、見た目が「かわいい」or「カッコイイ」キャラたちがストーリーでも見た目通りの性格過ぎたら意外性がなくてつまらないのも事実で、魅力的なキャラを描くためにはギャップも大事なのですが、コンハさんの場合は「必要以上に悪く描いてしまいがち」なんですよね。
      例えて言うなら「砂糖の甘さをより引き立てるために塩を入れたはずが、いつの間にか塩の分量が砂糖を大幅に上回ってしまった」みたいな感じです(-_-;)。

      くぅちゃん→私としては、カーくんと違って自分から敵と戦ってくれるところはむしろ好印象でしたが、ストーリーでは悪ノリし過ぎ感もありましたね(^^;)上述の通りコンハさんの悪い癖が出ちゃった感あります。

      ゼオ→彼が一番元のキャラ(シェゾ)とあまり変わっていなくて、クリオラから「女の敵」と言われていた事以外あまり覚えていませんが、言われてみれば確かにそんな展開だったような気がします(^^;)

      プニィ→顔はかわいいのに露出狂で毒舌家で頑固という、「コンハさんの悪い癖」の塊みたいなキャラですね(汗)。私も「せめて没案の巫女服にすれば良かったのに」と思います。

      魔導師なのに魔法はおまけ&糞長い最終ダンジョン&エラーバグは擁護できない
      →本当にそれですよね~。コンハさんにとって「魔導物語」とは、そして「聖魔導物語」とは何だったのでしょう? 魔法がほぼ不在な点については「ローグライクゲームはかくあるべし」みたいなのに捕われすぎて、「魔法がメインの物語」だという事を忘れてしまった感あります(^^;)クソ長い最終ダンジョン&エラーバグに関しては「どうしてこうなった…」としか言えませんねorz

      アートワークスは良い本でしたよね!(≧▽≦) コンパイルぷよのイラストが載っているのも嬉しかったですが、よくを言えば「フィーバー」の連鎖カットインなどのイラストも載せて欲しかったですね~。

      では、また来てくださいね(*´▽`*)ノシ

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